
「ホームセンターで給湯器交換を頼んで本当に大丈夫なのか」
「専門業者と比べて費用や工事の質はどうなのか」
と不安を感じている方に向けた内容です。この記事では、
- ホームセンターと専門業者のメリット・デメリット
- ホームセンターの給湯器が高い理由とそのカラクリ
- 失敗しない給湯器交換業者の選び方
についてやさしく整理します。読み終えれば、ホームセンターと専門業者の違いが分かり、安心して依頼先を選べます。


黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)
「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。
ホームセンターと給湯器交換専門業者のメリット・デメリット
給湯器交換を検討する際、ホームセンターのような身近な店舗と給湯器交換専門業者では、それぞれ異なる特徴があります。ここでは、両者のメリット・デメリットを詳しく比較していきます。
ホームセンターで給湯器交換を依頼するメリットとデメリット
まずは、ホームセンターで給湯器交換を依頼する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
普段利用する店舗なので、対面で相談できる安心感 買い物ついでに相談できる気軽さ 貯まったポイントを使えたり、ポイントが付与されたりする | 専門業者と比較して、提携業者への中間マージンが発生し、総額が高くなる傾向 店舗スタッフが給湯器の専門知識に乏しい場合がある 取り扱いメーカーや機種が限られる 対応スピードが遅い |
ホームセンターの最大のメリットは、対面で相談できる安心感です。普段から利用している店舗であれば、買い物のついでに気軽に相談できる手軽さがあります。また、貯まったポイントを給湯器交換に充てることができたり、交換時にポイントが付与されたりするのも魅力です。
一方、デメリットとしては、費用面での高さが挙げられます。詳細は後述しますが、ホームセンターは自社で工事を行わず、提携業者に依頼するため、中間マージンが発生し、総額が専門業者よりも高くなる傾向があります。
また、店舗スタッフは家電全般を扱っているため、給湯器の専門知識が十分でない場合もあります。取り扱いメーカーや機種も限られているため、選択肢が狭まる可能性があります。さらに、在庫の関係で対応スピードが遅く、急ぎの交換には不向きです。
給湯器交換専門業者に依頼するメリットとデメリット
次に、給湯器交換専門業者に依頼する場合のメリット・デメリットを確認しましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
大量仕入れや独自の流通ルートで、本体価格の大幅割引が可能 給湯器に特化した熟練の職人が施工するため、高品質な工事が期待できる 多くの在庫を抱え、自社で工事を行うため、即日対応や迅速な対応が可能 様々なメーカー・機種から最適なものを選べる | 悪質な業者も存在するため、自分で信頼性を確認する必要がある 基本的に電話やオンラインでのやり取りが中心 |
給湯器交換専門業者の最大の強みは、価格の安さです。大量仕入れや独自の流通ルートを持っているため、本体価格を大幅に割引できます。中間マージンが発生しないため、同じ機種でもホームセンターより数万円安く交換できるケースが多くあります。
また、専門性の高さも大きなメリットです。給湯器に特化した熟練の職人が施工するため、高品質な工事が期待できます。豊富な在庫を抱え、自社で工事を行うため、即日対応や迅速な対応が可能な業者も多く、緊急時にも安心です。
さらに、様々なメーカー・機種を取り扱っているため、予算や用途に応じて最適な給湯器を選ぶことができます。
一方、デメリットとしては、業者の見極めが必要な点が挙げられます。残念ながら悪質な業者も存在するため、口コミや実績を自分で確認し、信頼できる業者を選ぶ必要があります。
また、基本的に電話やオンラインでのやり取りが中心となるため、対面で相談したい方には不向きな場合もあります。
ホームセンターの給湯器はなぜ高い?そのカラクリ
カインズやDCM、コメリ、コーナン、ビバホームなど、全国にあるホームセンターには、給湯器交換を受け付けている店舗も多数あります。企業としての規模も大きく、一見信頼性が高いように見えますが、ホームセンターでの給湯器交換が高いのには以下の理由があります。
ホームセンターの給湯器が高い4つの理由
- 下請け業者に丸投げする構造
- 在庫も大して持っていない
- そもそも給湯器は付けられるタイプが決まっている
- あくまで窓口 本来不要の保証でマネタイズ
上記の理由がホームセンターの給湯器の交換が割高になる理由です。
下請け業者に丸投げする構造
給湯器は、ガスに関する専用の資格を保有している人でなければ施工を行う事が出来ません。そして、ホームセンターの従業員は、主業がそこではない為、資格保有者が在籍しているケースは非常に稀です。
その為、基本的にはどのホームセンターでも給湯器交換の依頼を受けたら、近隣で提携しているガス関係の業者に作業を丸投げしています。そこで中間マージンが発生する為、ホームセンターへ給湯器交換を依頼するのは、専門の業者に直接頼むよりも費用が高くなります。
在庫も大して持っていない
大手のホームセンターであれば、スケールメリットを活かした大量仕入れで給湯器を安く入手・販売していると思われがちです。
しかし、前述の通りホームセンターの従業員が作業を行うことは無く、給湯器本体は無資格な一般消費者が自分で設置することも出来ない為、本体だけを個別で販売する事もまずありません。
その為、給湯器の在庫は提携している業者が持っているケースがほとんどで、店頭に並べてあるのはあくまでも見本的な飾りであり、施工業者が在庫を持っていない時の予備でしかない為、ホームセンターが数量を仕入れる必要が無いのです。
また、仮に在庫を持っているとしても、施工を担当する提携業者に卸す形を取っており、その中間マージンも上乗せされるため、費用が高くなりがちです。
そもそも給湯器は付けられるタイプが決まっている
ホームセンターに並べられている給湯器の中には「特価品」「お買い得」といった文言で売り出されている物も多数あり、中には実際にお得な商品が無いわけではありません。
しかし、そもそも給湯器はご自宅のガスの配管・お風呂の追い炊き機能の有無等によって、設置できる場所と本体のタイプが決まっており、消費者が選べる部分は「号数」や「従来型かエコジョーズか」といった部分しかありません。
その為、いくらお得な商品があってもそれを必ずしもご自宅に設置できるわけではない為、そういった掘り出し物と消費者の状況が合致する可能性が低い商品です。
あくまで窓口 本来不要の保証でマネタイズ
ホームセンターで給湯器交換を依頼すると、メーカー保証(1~2年)を超える5年保証・7年保証・10年保証を有償でおすすめされるケースがあります。
ただ、給湯器は通常使用の範疇で10年以内に故障するケースは少なく、お金を払って保証をつけてもそれを使うことはほとんどないため、そこで利益をとるビジネスモデルです。
勿論、安心感を得る為に保証にお金を払う事自体は無駄ではありませんが、給湯器交換専門の業者でも同様の保証を取り扱っているところは多く、ホームセンターを通して頼まなければいけない理由にはなりません。
ホームセンターでの給湯器交換は信頼性も利便性も低い?
給湯器交換は前述の通り、ホームセンターの従業員が施工していない下請け構造になっています。その為、どんなに大手に依頼しても、実際に施工する業者はピンキリで、消費者が指定することもできません。
あくまでも実際に施工する各業者の信頼性による部分が大きく、ホームセンター側もそこまで担保しないのが実情です。
施工までにとにかく手間が多い
ホームセンターで給湯器交換を依頼した場合の流れは以下の通りです。
- 店頭受付(ここは電話も可能)
- 提携業者による現場確認
- もう一度店頭で正式契約
- 施工
この4ステップが必要なのですが、最低でも正式契約と施工の2ステップで消費者が必ず立ち会う必要があります。
給湯器交換専門の業者の場合、ネットからの見積もり依頼時に給湯器本体の型番や現場の周辺写真をスマホで撮って送るだけで1~3までのステップが省略できます。
トラブル発生時の責任があいまい
ホームセンターで給湯器交換を依頼した際、施工時や設置後にトラブルが発生した場合の受付窓口は基本的にホームセンターになります。
勿論、ほとんどのホームセンターでは責任をもってトラブルに対処してくれますが、ホームセンターの従業員は基本的に給湯器に関する専門知識は持っていない為、実際にトラブル対応するのは施工した業者になります。
そうして間にホームセンターを挟むことで、対応までに時間がかかるケースも多いですし、そこでの連絡の行き違いなど新たなトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
失敗しない給湯器交換業者の選び方
給湯器交換をどこに依頼すべきかは、あなたの優先順位によって異なります。状況別におすすめの依頼先を解説します。
とにかく安く給湯器を交換したい
コストを最優先するなら、給湯器交換専門業者が有利です。
ホームセンターは提携業者への中間マージンが発生し、総額が高くなる傾向があります。一方、専門業者は価格競争が激しく、同じ機種でも数万円安く交換できるケースが多くあります。
重要なのは相見積もりを取ることです。複数の専門業者から見積もりを取り、価格や工事内容を比較することで、さらに費用を抑えられます。最低でも3社程度から見積もりを取得し、金額だけでなく、保証内容や施工実績も確認しましょう。
ただし、安さだけで選ぶと後々トラブルになる可能性もあるため、極端に安い業者には注意が必要です。適正価格の範囲内で、評判の良い業者を選ぶことが大切です。
以下の記事で相見積もりについて詳しく解説しています。


今すぐ給湯器を交換したい
緊急で給湯器を交換したい場合は、24時間対応・即日対応を謳っている給湯器交換専門業者がおすすめです。
ホームセンターは在庫が少なく、提携業者との調整にも時間がかかるため、即日対応は難しいケースがほとんどです。
専門業者は豊富な在庫を持ち、24時間365日対応で最短当日〜翌日施工が可能な業者も多くあります。特に冬場など、お湯が使えないと生活に大きな支障が出る時期には、迅速な対応が可能な専門業者が頼りになります。
ただし、即日対応や夜間・休日対応の場合、割増料金が発生する可能性があります。また、希望する機種の在庫がない場合は対応できないこともあるため、複数の業者に連絡して対応可能かどうか確認することをおすすめします。
以下の記事で即日対応について詳しく解説しています。
給湯器の知識がなくても安心して任せたいなら
専門知識に不安がある場合は、対面で相談できるホームセンター、もしくは自社施工で電話受付時にしっかりと対応してくれる専門業者がおすすめです。
ホームセンターは店舗で直接相談できるため、初めての給湯器交換でも安心感があります。一方、専門業者の中にも、電話受付時に丁寧にヒアリングし、最適な機種を提案してくれる業者が多くあります。
専門業者は豊富な施工経験があり、複数メーカーから最適な機種を提案してくれます。家族構成、使用頻度、予算などを総合的に判断し、最適な給湯器を選んでくれるため、初めての交換でも安心です。
ただし、施工実績が豊富で口コミ評価が高い信頼できる業者を選ぶことが重要です。ホームページで施工事例を確認したり、口コミサイトで評判をチェックしたりして、信頼性を見極めましょう。電話での対応が丁寧かどうかは、その業者の信頼性を測る一つの指標になります。
給湯器の交換はどこに頼むのがオススメ?
以下の記事で詳しく解説しております。


給湯器交換の流れと期間
給湯器交換を依頼してから実際に使えるようになるまでの流れと期間について解説します。
給湯器交換の基本的な流れ
見積もり依頼
電話またはネットから見積もりを依頼。現在の給湯器の型番や設置場所の写真を送ると、より正確な見積もりが可能です。
現地調査・見積もり提示
専門業者が現地を確認し、最適な給湯器を提案。正式な見積もり金額が提示されます。
契約・工事日決定
見積もりに納得したら正式契約。工事日程を調整します。
施工・動作確認
工事当日(半日程度)に古い給湯器を撤去し、新しい給湯器を設置。動作確認後、使用方法の説明を受けます。
給湯器交換にかかる期間
工事自体は半日程度で完了しますが、依頼から施工までの期間は業者や在庫状況によって異なります。
期間の目安
- 給湯器交換専門業者の場合
在庫があれば最短当日〜数日程度。即日対応可能な業者も多い。 - ホームセンターの場合
現場確認から契約、施工まで1〜3週間程度かかることが多い。
急ぎの場合は、在庫を豊富に持つ給湯器交換専門業者への依頼をおすすめします。
まとめ
- ホームセンターに依頼しても実際の施工は下請け業者
- 中間マージンが発生する分高いことが多い
- 利便性も信頼性も給湯器交換専門業者に依頼した方が上
給湯器を交換するには専門の資格が必要なため、ホームセンターへ依頼してもその従業員が施工するわけではなく、下請けに依頼する形になっており、ホームセンターはただの窓口でしかありません。
給湯器交換は、専門にしている業者に直接頼む方が安く、早く、安心です。
給湯器交換を検討している場合には、是非下記のエリア別おすすめ業者から、ご自身に合う最適な業者に依頼しましょう。
当サイトでは関東地方でオススメの給湯器業者を紹介しています。給湯器を交換する際の大事なポイントなども解説していますので、給湯器業者をお探しの方は参考にしてみてください。
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給湯器交換の施工事例・費用目安
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戸建て、浴槽隣接・屋外据置、追い炊き付き、 20号 エコジョーズタイプ 総額:178,000円


マンション、PSタイプ、追い炊き付き、20号、従来型 総額:190,000円


戸建て、据置タイプ、追い炊き付き、20号、エコジョーズタイプ 総額:198,000円


戸建て、給湯暖房熱源機(床暖房)、屋外壁掛け、24号、エコジョーズタイプ 総額:298,000円


おすすめ給湯器一覧と工事費用


本体70%OFF
屋外壁掛・PS設置型
24号
フルオートタイプ
RUF-A2405SAW
【定価】¥430,100(税込)
⇒本体、台所+浴室リモコン+取付費一式
¥169,800(税込)


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