今まで綺麗に映っていたBS放送の映像にノイズが走ったり映らなくなった場合は、何かしらの原因でBS放送のアンテナレベルが低下した可能性があります。
そこでBSのアンテナレベルが低下する原因と対処方法についてまとめました。BS放送が映らなくてお困りの方は参考にしてみてください。
アンテナレベルが低くなると
アンテナレベルはテレビの電波の強度を数値化したものです。アンテナレベルが低くなり受信可能レベルより下回ってしまうと、映像にノイズがでたり、全く映らなくなったりしてしまいます。
アンテナレベルはテレビ側で確認することができますので、急に衛星放送の映りが悪くなった場合は、テレビ側でアンテナレベルを確認してみましょう。
アンテナレベルの確認方法はメーカーやテレビの種別によって変わりますので、お手持ちのテレビの取扱説明書を参考にしてください。
BSのアンテナレベルの目安
BSのアンテナレベルの目安は、基本的に50~60以上です。
利用しているテレビのメーカーによって若干目安の数値は変わってきますが、概ねどのメーカーのテレビを利用していてもアンテナレベルが50以上あれば衛星放送は綺麗に映るかと思います。
BSのアンテナレベルが低くなる原因と対処方法
BSのアンテナレベルが低下した場合、原因はいくつか考えられます。
- アンテナケーブルの接続が悪い
- BSアンテナの角度や向きがずれている
- 悪天候の影響を受けている
- テレビ本体に何かしらの問題がある
アンテナケーブルの接続が悪い・接続するところが間違っている
「壁側のアンテナ端子」「分波器を途中に挟んでいる場合は分波器のアンテナ端子」「テレビ側の端子」どこかで、アンテナケーブルがきちんと接続が出来ていない場合や接続が緩んでいる場合、アンテナレベルが低下します。また。アンテナケーブルが断線してしまっている場合も、アンテナレベルは低下します。
この場合アンテナケーブルをきちんと接続、断線している場合は断線していないケーブルに交換すればアンテナレベルは回復します。
また、テレビ側のアンテナケーブルの接続先が間違っている場合、映像が映りません。アンテナケーブルが地デジアンテナの端子・BSアンテナの端子両方が正しい場所に接続されているかも確認しておきましょう。
BSアンテナの角度・向きがずれている
BSアンテナは南西の方角に適切な角度で固定する必要があります。
BSアンテナは角度と向きの調整が非常に重要で、強風などで設置していた方向や角度が少しでもずれてしまうとアンテナレベルが低下します。
この場合BSアンテナを正しい角度・方向に向けることでアンテナレベルが回復します。
天候の影響
強い雨や雪、また霧などの悪天候下では一時的にアンテナレベルが低下することがあります。悪天候の影響でアンテナレベルが低下した場合は、天候が回復するのを待ってみましょう。
ただ、悪天候のたびにテレビが映らないようなら、アンテナの設置や方向に何かしらの問題がある可能性もあります。
テレビ本体に何かしらの不具合がある
テレビ本体が何かしらの不具合を起こしていて、映像が映らなくなる時もあります。
BS放送が映らない原因が全くわからない場合は、テレビ本体の電源を落として再度電源を入れることで映像が綺麗に映るようになることも。
- テレビ本体の電源をOFFにします
- テレビの電源プラグをコンセントから抜きます
- 約1分ほど経ってから電源プラグをコンセントに差し込みます
- テレビ本体の電源をONにします
外付けHDDをテレビに接続している場合は、再起動する前にテレビからHDDを抜いておきましょう。なおHDDアクセスランプが点滅している間に、テレビから抜いてしまうと内部のデータが破損してしまう可能性がありますので、ランプが消えるのを待ってからHDDを抜きましょう。
まとめ
アンテナレベルが低下した原因 | 改善方法 |
---|---|
アンテナケーブルの接続が悪い | アンテナケーブルをしっかりと接続する 断線してないか確認する |
BSアンテナの角度、向きがずれている | 正しい角度、方向にBSアンテナを設置する |
悪天候時に映りが悪くなる | 天気が回復するまで待つ |
テレビ本体に何かしらの不具合がある | テレビを再起動する |
急に衛星放送が映らなくなった場合、まずは慌てずにアンテナレベルを確認してみてください。そしてこの記事を参考に原因の特定と対処をおこなってみてください。
なおこの記事で紹介した原因が当てはまらない場合、テレビ本体の故障も考えられます。またBSアンテナ本体の故障も考えられます。アンテナの故障の修理は、知識が必要なため専門家に依頼するのが無難です。
BSアンテナの修理については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてみてください。