一軒家でBS/CS放送を視聴するためにはBS/CSアンテナを設置したりケーブルテレビと契約したりといった準備が必要です。そこで一軒家でBS/CS放送を視聴するための方法をご紹介します。
また一軒家でBS/CSアンテナを設置する場合に確認しておくべき知識についてまとめました。BS/CS放送を視聴したい方は、是非参考にしてみてください。
一軒家でBS/CS放送を見る方法
一軒家でBS・CS放送を視聴するためには、以下の工事・契約が必要です。
- BS/CSアンテナを設置する
- ケーブルテレビに加入する
- フレッツテレビと契約する
それぞれの方法で一長一短あるので、詳しく解説していきます。
BS/CSアンテナを設置する
最も一般的なのが、パラボラアンテナと呼ばれるお皿のような形をしたアンテナを設置してBS/CS放送を視聴する方法です。
屋根の上やベランダなどにパラボラアンテナを設置して、BS/CS放送の電波を受信します。
BS/CSアンテナを設置するメリット
- 有料放送を除き月額料金がかからない
- 有料放送は自分が見たいチャンネルだけ契約できる
BS/CSアンテナを設置するメリットは、一度アンテナを設置してしまえばアンテナが壊れない限り(有料チャンネルを除いて)無料でBS/CS放送が視聴できることです。
有料放送を見る場合はそのチャンネルの視聴料金が発生しますが、自分が見たいチャンネルだけ契約して見ることが出来るので、他の方法と比べて大きくコストを抑えることができます。
BS/CSアンテナを設置するデメリット
- アンテナを設置するための初期費用がかかる
- 災害や寿命などでアンテナが壊れる場合がある
- 建物の外観を損なう場合がある
アンテナを設置するためには、アンテナ本体の料金、業者に依頼する場合は工賃など初期費用がかかります。
BS/CSアンテナは自分で取り付けることもできますが、繊細な方向や角度の調整が必要になるのでアンテナ工事業者などのプロに依頼するのが一般的です。
アンテナ工事業者のBS/CSアンテナ工事費用はおおよそ15,000円から。そのため、アンテナの設置は初期費用がかかります。
また、BS/CSアンテナは台風による強風や積雪などの自然災害や、寿命で故障するリスクがあります。自然災害の影響で故障した場合は火災保険に入っていれば保険で修理することができますが、経年劣化でアンテナが故障した場合は、再度アンテナ工事の費用がかかります。
アンテナの寿命は約10年と言われておりそう簡単に故障するものではありませんが、全くメンテナンス費用がかからないというわけではありません。
なおBS/CSアンテナは、ベランダや屋根の上に設置するのが一般的です。電波状況によりますが、BS/CSアンテナは一般家庭では口径40センチ以上の大きさのものを設置します。
そのため建物の外観にこだわりがある方では、建物の外観を壊すBS/CSアンテナを設置するのを嫌がる方もいます。
ケーブルテレビに加入する
ケーブルテレビと契約することで、アンテナを設置しないでもBS/CS放送を視聴することができます。
ケーブルテレビ会社ではJ:COMが有名ですが、日本全国の地域で様々なケーブルテレビ会社が存在しています。
ケーブルテレビのメリット
- アンテナを設置しないので建物の外観を損なわない
- 天候で映像が悪くなることがない
ケーブルテレビは自宅までケーブルをつなぐことにより映像を視聴することができます。アンテナが必要ないので、自宅の外観を損ないません。
またアンテナを設置してBS/CS放送を視聴する場合、大雨や大雪などの影響でアンテナの電波の受信感度が落ちることがあり、その結果映像にノイズが入ったりすることがあるのですが、ケーブルテレビの場合は天候で映像が悪くなるということはありません。
ケーブルテレビのデメリット
- 導入に工事が必要
- 解約時に撤去工事が必要
- 月額料金が発生する
- 有料放送とのセットプランになってしまうので、自分が見たいチャンネル以外にも料金を支払うことになる
ケーブルテレビは申込時にケーブルを引き込むための工事が必要になります。また解約時にも撤去工事が必要です。
契約プランや住宅の環境、キャンペーンの有無などによって変わりますが、導入時の工事で5,000円~10,000円ほど、解約時の撤去工事で2,000円~6,000円ほど料金がかかります。
またケーブルテレビでBS/CS放送を視聴する場合、月額料金がかかります。会社によって様々なプランが展開されていますが、プランのほとんどがCS放送の有料放送がセットになったプランで毎月5,000円前後のコストがかかります。
光回線テレビと契約する
光回線を利用してBS/CS放送を視聴する事もできます。
代表的なサービスは「フレッツ・テレビ」「ドコモ光テレビオプション」「ソフトバンク光テレビ」など。近年、ネット回線の普及によって、普及が進んでいるサービスです。
光回線テレビのメリット
- アンテナを設置しないので建物の外観を損なわない
- 天候で映像が悪くなることがない
- 携帯料金が割引になる場合がある
光回線テレビは自宅に光ケーブルををつなぐことにより映像を視聴することができます。そのためケーブルテレビと同様アンテナが必要ないので、自宅の外観を損なわない、天候で映像が悪くなるということがありません。
また現在利用しているスマホがドコモの場合はドコモ光、auの場合はビックローブ光・So-net光、ソフトバンクの場合はソフトバンク光を契約するとスマホの料金が割引になるサービスを受けることができます。
会社によっては加入でキャッシュバックキャンペーンなども実施しています。
光回線テレビのデメリット
- ネット回線の契約が必要
- 毎月固定費がかかる
- 導入時に工事が必要
光回線テレビを利用する際は、必ずネット回線の契約が必要になります。
あくまでも光回線のオプションで利用できるサービスなので、光回線テレビだけ契約するということができません。プランで変わりますが、光回線の月額料金が4,000円前後、光回線テレビの月額料金が500円~1,000円、合計5,000円ほどのコストが毎月かかります。
また導入時に工事が必要で、工事費が15,000円~20,000円ほどかかります。
おすすめはBS/CSアンテナの設置
BS/CS放送を視聴する方法は上記3種類がありますが、おすすめはBS/CSアンテナの設置です。
一度工事してしまえば、アンテナが壊れない限り無料でBS/CS放送を楽しむことができます。(有料チャンネルを除く)
ただし自宅に光回線を導入しているまたは導入を検討している方や、ケーブルテレビの有料チャンネルに見たい番組が揃っている方などはケーブルテレビや光回線テレビでBS/CS放送を視聴したほうがオトクな場合もあります。
そのようなサービスが必要ない方にとっては抱き合わせに近い契約になってしまい、無駄なコストを支払うことになりますのでBS/CSアンテナを設置するほうがオススメです。
一軒家でBS/CSアンテナ工事する場合の確認事項
BS/CSアンテナを一軒家に設置する場合、
- 必要なアンテナの種類
- BS/CSアンテナの設置場所
- BS/CSアンテナ工事の費用相場
などを事前に確認しておきましょう。
必要なアンテナの種類の把握
BS/CSアンテナにも様々な種類があり、それぞれのアンテナで視聴できるチャンネルが変わってきます。特に、2018年から始まった4K8K放送を楽しむためには、4K8Kに対応したアンテナが必要です。
放送開始当時は、従来のBS/CSアンテナと4K8K対応アンテナでは工事金額に10,000円以上の差がありましたが、現在は工事金額に大きな差は有りません。
今後の4K8K放送の普及の未来なども考慮すると、特にこだわりがない方は4K8K対応BS/CSアンテナの導入がオススメです。
BS/CSアンテナの設置場所
BS/CSアンテナの設置場所としてはベランダや屋根の上が一般的です。また電波状況にも依存しますが、自宅の中に設置することもできます。
BS/CSアンテナは南西方向にむけて設置します。そのためベランダが南西方向に無い場合などはベランダに設置することができません。また南西方向に高層建築物等がある場合は、ベランダが南西方向に向いていても高層建築物で電波が妨害される恐れがあります。
午後2時位に光が当たる場所だったらBS/CSアンテナが設置出来る可能性が高い場所になりますので目安にしてみてください。
BS/CSアンテナ工事の費用相場
BS/CSアンテナは、自分で取り付けることもできますが、アンテナを向ける方向や角度の繊細な調整が必要になるのでアンテナ工事業者などのプロに依頼するのが一般的です。
また屋根の上にBS/CSアンテナを設置する場合は、屋根の上に登って作業をする必要があります。屋根の上の作業は落下して大怪我や命に関わる事故を起こす可能性がある大変危険な作業ですので、屋根の上にBS/CSアンテナを設置する場合は自分で作業をしようとせずプロに依頼するようにしましょう。
アンテナ工事業者にBS/CS工事を依頼した場合の費用は、ベランダに設置する場合15,000円前後、屋根上に設置する場合20,000円前後が相場です。(アンテナ本体と作業費を含む)
ただし、上記の金額は最低金額で住んだ場合の費用の相場で、ブースターが必要になる場合は上記の金額にプラス15,000円ほど費用がかかります。
地デジアンテナとセットで工事したほうが安い
これから地デジアンテナとBS/CSアンテナの工事を考えている方は、同時にアンテナ工事するのがオススメです。
多くのアンテナ工事業者が、地デジ・BS/CSアンテナ単体で2回にわけて工事するより地デジ+BS/CSのセットの工事のほうが、トータルでオトクに工事できます。
新築の場合は他にもやることがたくさんあるので、まず地デジアンテナだけ建てておいてBS/CSアンテナは後々設置すると考える方も多くいらっしゃるのですが、BS/CSアンテナと地デジアンテナをセットで工事したほうが10,000円以上トータルで安くなる可能性が高いので同時に工事するのがオススメです。
まとめ
一軒家でBS/CS放送を視聴したい方は、一度立ててしまえば月額料金がかからないBS/CSアンテナを設置するのがおすすめです。
BS/CSアンテナは自分で設置することもできますが、素人では難しい作業も多くあるのでアンテナ工事業者に依頼するのが一般的です。アンテナ工事を安く行いたい方は、費用の相場などを把握してしっかりと知識武装し、複数のアンテナ工事業者に見積もりをとって比較してください。
下記は複数地域で依頼できるアンテナ工事業者の基本情報です。
みずほアンテナ | アンテナ110番 | アンテナドクター | 街角アンテナ工事相談所 | スターアンテナ | アンテナ王子 | ライフテックス | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
八木アンテナ | 24,200円~(税込) | 20,400円~(税込) | 16,500円~(税込) | 16,000円~(税込) | 17,000円~(税込) | 16,500円~(税込) | 18,480円~(税込) |
デザインアンテナ | 27,500円~(税込) | 18,700円~(税込) | 22,000円~(税込) | 20,000円~(税込) | 22,000円~(税込) | 22,000円~(税込) | 25,080円~(税込) |
BS/CSアンテナ | 22,000円~(税込) | 10,200円~(税込) | 16,500円~(税込) | 20,000円~(税込) | 22,000円~(税込) | 22,000円~(税込) | 17,380円~(税込) |
対応地域 | 関東:全域 関西:大阪・京都・奈良・兵庫 東海:愛知・岐阜・三重・静岡 九州:全域 | 全国 | 関東:東京・埼玉・神奈川・千葉 関西:全域 東海:愛知・岐阜・三重・静岡 中国:広島・鳥取 四国:香川・徳島 九州:福岡・熊本 | 関東:全域 関西:大阪・京都・奈良・兵庫・和歌山 倒壊:山梨・岐阜・静岡・愛知 中国:広島・岡山・鳥取 九州:福岡 | 関東:東京・埼玉・神奈川・千葉 東海:愛知・静岡・三重・岐阜 関西:大阪・京都・奈良・滋賀 | 東北:宮城・山形・福島 | 関東:全域 関西:大阪・京都・奈良・兵庫・滋賀 東海:愛知・岐阜・三重・静岡 東北:宮城・山形 |
公式サイト | みずほアンテナ | アンテナ110番 | アンテナドクター | 街角アンテナ工事相談所 | スターアンテナ | アンテナ王子 | ライフテックス |
当サイトでは各地域でオススメのアンテナ工事業者を紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
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