BSアンテナの設置には方向と角度の調整が重要です。
地デジアンテナはそこまで細かい方向調整は必要にならない場合が多いのですが、BSアンテナの場合はとてもシビアに方向を調整しないとテレビが映りません。
ここでは、BSアンテナを向ける方向と角度の調べ方とBSアンテナの調整方法についてご紹介します。
BSアンテナを向ける方向と角度
BSアンテナを設置する際は、アンテナの方向と角度の調整が重要になってきます。
特に方向はとても重要で、方向が1度でもずれると全く受信ができなくなることもあります。
BSアンテナを向ける方向は南西方向に向けて設置します。この際、南西方向に家屋や樹木などの障害物があると受信できない可能性が出てきます。午後2時位に日があたっている場所なら障害物の影響を受けずに設置することが出来る場所の目安になります。
BS/110度CSアンテナの方向と角度の調べ方
BSアンテナは南西方向に向けて設置しますが、前述したとおり方角と角度はとても重要で、住んでいるエリアで細かく変わってきます。
自分が住んでいる地域のBSアンテナを向ける方向、角度はサン電子の「BS受信角度」のページが参考になります。
BSアンテナの向きと角度の調整手順
BSアンテナの方向と角度の調整手順は以下の通りです。
BSアンテナの角度メモリを自分の住んでいるエリアの仰角にあわせて仮固定します。
BSアンテナの方角を調整します。
BSアンテナの仰角を再調整して固定します。
自分でBSアンテナの角度の調整をする場合は、「BSコンパス」というアプリが簡単に調整できるのでおすすめです。
「BSコンパス」アプリを利用してBSアンテナの調整をする手順
BSアンテナは以下のリンク先からダウンロードできます。
アプリを起動したら【アンテナを設置する】をタップします。
自分の住んでいるエリアを選択します。
アンテナマストにスマホをあわせてアンテナマストが垂直になっているかを確認します。
画面上部の緑色のバーの真ん中に◯が来るようにアンテナマストの縦の角度を調整します。アンテナマストが垂直に固定できたら【次へ】をタップします。
アンテナ本体の仰角メモリをアプリに表示されている「仰角 ◯度」に合わせます。
仰角は再度調整するのでここでは仮固定でOKです。
次はアンテナ本体の方角調整です。
アンテナとアンテナを同じ向きにむけてアプリの赤い枠に衛星のイラストが収まるように方角を調整してアンテナを仮固定します。
調整が終わったらテレビの受信レベルを確認して、ゆっくりと動かしながらアンテナレベルが最大になる所に微調整して固定します。
テレビのアンテナレベルは、テレビ本体のデジタル処理の関係で数秒以上タイムラグが発生することがあります。アンテナを動かしたらしばらく待ってテレビのアンテナレベルを確認してください。
アンテナの方角調整が終わったら、先程固定した仰角の最終調整を行います。テレビの受信レベルを確認しながらアンテナレベルが最大値になるように調整して固定します。
まとめ
繰り返しになりますが、BS放送を視聴する際はBSアンテナの方向・角度の調整がとても重要です。方向が1度ずれるだけで全く映らなくなることもあるので、とてもシビアな調整が必要になってきます。
うまく方向の調整ができても、固定の際の締め付けなどで受信レベルが変わる場合もあるので、なれていない方だと想像以上に根気が必要になる作業です。
またBSアンテナの設置場所が屋根の上の場合、調整するために屋根の上に登る必要があります。屋根の上の作業は、落下して大怪我や命に関わる重大な事故が起こる可能性がある大変危険な作業です。
どうしても難しいと思った方はアンテナ工事業者などのプロに調整を依頼するのをオススメします。
当サイトでは各地域でオススメのアンテナ工事業者を紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。