エラーコード310は、給湯器内部の凍結予防ヒーターが異常運転している時に発生するエラーです。
この記事では
- エラーコード310が表示される原因
- エラーコード310の直し方・対処法
- エラーコード310を直せない場合の修理・交換
について詳しく解説しています。
黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)
「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。
給湯機のエラーコード310とは?表示される原因
給湯器のエラーコード「310」は、凍結防止ヒーターが異常運転している事で発生するエラーです。主な原因は、サーミスタの断線、漏電、抵抗値異常などで、機器の故障の可能性が高いです。季節の変わり目などで気温の上下が激しい日などに誤検知で発生する場合もあり、その場合は自力での対処が可能なので、以下の手順をまず試してみましょう。
エラーコード310の直し方・対処法
310エラーの対処法は以下の通りです。
- お湯の使用をストップする
- 給湯器のリモコンの電源を切る
- 5分ほど待ってから電源を入れ直す
- エラーが出なければ少量のお湯を流してみる。
上記の方法を試して、再度310エラーが出なければ誤検知の可能性が高いのでそのまま使用し続けて問題ありません。
310エラーが再発した場合、機器の故障の可能性大です。310エラーの故障は個人がDIYで直すことは出来ないので、エラーが解消されない場合にはお湯の使用をストップし、速やかに専門の業者に修理・点検を依頼して下さい。
310エラーは速やかに専門業者に連絡を
まず、給湯器の交換は、無資格ではできません。ガス可とう管接続工事監督者・給水装置工事主任技術者など複数の資格が必要です。
無資格者が給湯器を交換した場合、ガス漏れによる一酸化炭素中毒などの深刻な事故のリスクが有ります。また、故障が起きた場合にメーカーの保証外にもなりますので、給湯器の交換は必ず専門業者に依頼しましょう。
一方、給湯器の修理・補修は、DIYでも可能な箇所もありますが、主に、外部に露出している部分のみで、本体内部に関わる修理については専門知識が必要で更なる故障を招くリスクがある為、おすすめできません。
あくまで自己責任になるため、知識が無い方はやはり専門業者に依頼するのをオススメします。
給湯器の修理の費用は?
小さな修理 (パイプの漏れ、センサーの調整など) | 5,000円〜15,000円 |
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中程度の修理 (バルブの交換、配線の修理など) | 15,000円〜30,000円 |
大規模な修理 (ヒートエクスチェンジャーの交換、ガスバーナーの修理など) | 30,000円〜50,000円以上 |
給湯器の修理費用は、問題の種類や部品の交換が必要かどうかによって大きく変動します。不具合の症状だけで事前に金額を確定させるのは難しく、事前見積もりはあくまでもおおよその金額しか提示されず、基本的には実物の点検をしてから修理費用を算出します。
特に大規模な修理が必要になった場合、100,000円以上かかる場合もありますので、給湯器を交換したほうがオトクな場合もあります。
給湯器を交換する際の費用は?
給湯器交換を依頼できる業者には主に
- 給湯器交換専門店
- ホームセンター
- ガス会社
- 家電量販店
などがありますが、最も安いのは給湯器交換専門の業者です。
ホームセンターや家電量販店は、付近の施工業者を下請けとして使う窓口になっているだけですし、ガス会社はガスの契約やプロパンガス交換などが主業であって、給湯器交換は下請けやグループ会社に投げているケースが多くあります。
そのため、中間マージンが発生し値段が高くなる傾向があるので、給湯器の交換は専門業者に直接依頼するのがオススメです。
給湯機交換の依頼先は?
当サイトでは関東地方でオススメの給湯器業者を紹介しています。給湯器を交換する際の大事なポイントなども解説していますので、給湯器業者をお探しの方は参考にしてみてください。
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