【コード3(032)】給湯器のエラーの直し方と原因 ≪湯はり強制止水・ふろ湯はりタイマー≫ノーリツ・リンナイ

エラーコード3(または032)は、湯はり強制止水・ふろ湯はり連続タイマーを示すエラーです。湯はり動作中に浴槽へお湯が正しく溜まらない、もしくは排水が検知された際に、安全のため自動で止水します。排水栓の閉め忘れなど一時的な原因であれば、再操作で復帰しますが、同じエラーが続く場合は点検修理が必要です。

この記事では

  • エラーコード3(032)が表示される原因
  • エラーコード3(032)の直し方・対処法
  • 直らない場合の修理・交換と費用目安

給湯器には、リンナイ・ノーリツ・パロマなどがありますが、内容は各メーカーで同一で、対処方法も同じです。(異常の呼称など若干の違いはあります。)

監修者
監修者 黒川精一

黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)

「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。

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目次

給湯器のエラーコード3(032)とは?表示される原因

  • 排水栓の締め忘れ
    排水栓が開いたまま湯はりを行うと、給湯器が「お湯が溜まらない」と判断し停止します。
  • 循環フィルターの詰まり
    髪の毛や湯垢で目詰まりし、水流が弱くなると異常検知が起こります。
  • バルブ・止水栓の開度不足
    流量が確保できず湯はりが遅れると、強制止水のタイマーが作動します。
  • 給湯配管や弁の不良
    電磁弁や流量検知センサーの故障でも、同様の停止が起こる場合があります。
  • 断水・凍結・水圧低下
    外的要因で給水が止まっている場合も発生します。

エラーコード3(032)の直し方・対処法

安全を確保したうえで、次の手順を順番に確認してください。

  • 浴槽の排水栓を確実に閉める
  • 循環アダプター(吸水口)のフィルターを取り外し、汚れを清掃する
  • リモコンの運転スイッチを「切」にして数分待つ
  • 給湯器の電源をオフ(またはプラグを抜く)→約5分待機
  • 再度電源を入れてリモコンを「入」にし、湯はりを再操作する

ユーザーができるセルフチェック

  • 排水栓の状態
    しっかり閉まっているか、異物が挟まっていないか確認
  • 循環フィルターの清掃
    汚れ・湯垢・髪の毛を除去
  • 止水栓・バルブの開度確認
    半開きになっていないかをチェック
  • 凍結や断水の確認
    冬場は配管や蛇口が凍結していないか確認
注意

給湯器本体の分解や部品交換は行わないでください。誤った作業は漏水・関電・故障の原因となります。再操作してもエラーが解消しない場合は、使用を中止しメーカーまたは専門業者に点検を依頼してください。

直らない場合の原因例と修理の目安

  • 循環ポンプの不具合
    お湯の流れを検知できず、エラーを起こすケースがあります。
  • 流量センサーの故障
    湯はりの水流を正しく認識できない場合は部品交換が必要です。
  • 電磁弁・制御基板の異常
    バルブ開閉信号の伝達異常で停止することがあります。
  • 配管内の詰まり・空気混入
    施工年数が経過していると配管詰まりや逆止弁不良も原因になります。

修理費用の目安は、点検・清掃で1〜2万円台部品交換を伴う場合は3〜5万円台が一般的です。循環ポンプや基板交換を伴う場合はそれ以上になることもあります。設置から10年以上経過している給湯器は、部品の入手が難しいため本体交換を検討すると安心です。

修理・交換を依頼する際の確認ポイント

  • エラーが出た状況(湯はり中/停止中など)を正確に伝える
  • 見積もりの内訳(出張料・部品代・作業費など)を確認する
  • 修理と本体交換の総額・保証年数を比較する
  • 作業保証やアフターフォローの有無を確認する

給湯器の交換・修理は無資格ではできません。ガス可とう管接続工事監督者・給水装置工事主任技術者など複数の資格が必要です。

無資格者が給湯器を修理・交換した場合、ガス漏れによる一酸化炭素中毒などの深刻な事故のリスクが有りますので、絶対に行わないで下さい。無資格で電気工事を行うと、電気工事士法違反となり、30万円以下の罰金または1年以下の懲役が科される可能性があります。同様に、無資格でガス工事を行うと、50万円以下の罰金が科される可能性があります。

また、DIYで手を加えられた給湯器については、メーカーの一切の保証対象外になりますので、給湯器の交換は必ず専門業者に依頼しましょう。

給湯器の修理・補修は、DIYでも可能な箇所もありますが、主に外部に露出している部分のみとなりますので、不測のエラーが出た際には、まずは当社までお問い合わせ下さい。

小さな修理
(パイプの漏れ、センサーの調整など)
5,000円〜15,000円
中程度の修理
(バルブの交換、配線の修理など)
15,000円〜30,000円
大規模な修理
(ヒートエクスチェンジャーの交換、ガスバーナーの修理など)
30,000円〜50,000円以上

給湯器の修理費用は、問題の種類や部品の交換が必要かどうかによって大きく変動します。不具合の症状だけで事前に金額を確定させるのは難しく、事前見積もりはあくまでもおおよその金額しか提示されず、基本的には実物の点検をしてから修理費用を算出します。

特に大規模な修理が必要になった場合、100,000円以上かかる場合もありますので、給湯器を交換したほうがオトクな場合もあります。

給湯器交換を依頼できる業者には主に

  • 給湯器交換専門店
  • ホームセンター
  • ガス会社
  • 家電量販店

などがありますが、最も安いのは給湯器交換専門の業者です。

ホームセンターや家電量販店は、付近の施工業者を下請けとして使う窓口になっているだけですし、ガス会社はガスの契約やプロパンガス交換などが主業であって、給湯器交換は下請けやグループ会社に投げているケースが多くあります。

そのため、中間マージンが発生し値段が高くなる傾向があるので、給湯器の交換は専門業者に直接依頼するのがオススメです。

当サイトでは関東地方でオススメの給湯器業者を紹介しています。給湯器を交換する際の大事なポイントなども解説していますので、給湯器業者をお探しの方は参考にしてみてください。

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