エラーコード25(給湯専用機)および252(ふろ給湯器)は、水流スイッチ(流量検知)の異常を示すエラーです。機器が必要な水流を検知できない、または検知信号が不安定な場合に安全のため運転を停止します。一時的な要因であれば運転スイッチの再操作で復帰しますが、同様のエラーが継続する場合は点検修理が必要です。
この記事では
- エラーコード25/252が表示される原因
- エラーコード25/252の直し方・対処法
- 直らない場合の修理・交換と費用目安

黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)
「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。
給湯器のエラーコード25/252とは?表示される原因
水流スイッチは、給湯・ふろ回路に流れる水量を検知して燃焼可否を判断する安全部品です。主な発生理由は次の通りです。
- ストレーナー(フィルター)の目詰まり
サビ・砂・汚れで流量が低下 - シャワーヘッドや蛇口側の詰まり
節水ヘッドや整流器の汚れで流量不足 - 配管や止水栓の開度不足
工事後の半閉や経年のバルブ固着 - 凍結・エア噛み
冬季の部分凍結、空気混入で水流が安定しない - 水流スイッチ(流量センサー)自体の不良
接点不良・断線・経年劣化 - 基板・配線の不具合
検知信号が正しく伝達されない
エラーコード25/252の直し方・対処法
安全に配慮し、以下の手順で基本的なリセットと周辺確認を行ってください。
- 全ての蛇口・シャワーを閉め、給湯使用を停止する
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- 給湯器本体の運転を一旦オフ(または電源プラグを抜く)にする
- 約5分待機してから本体電源を入れ直す
- リモコン電源を入れて再操作し、エラー表示の有無を確認する
ユーザーができるセルフチェック
- フィルター清掃
台所・洗面・浴室水栓のストレーナーやシャワーヘッドのゴミを取り除く - 止水栓・元栓の開度確認
半閉で流量不足になっていないか確認する - 同時使用の見直し
複数蛇口の同時使用を控え、流量を確保する - 凍結対策
冬季は自然解凍を待ち、解凍後に再操作する(熱湯はかけない) - 空気抜き
長期未使用後は蛇口を数十秒開けてエア抜きを行う
本体部分の分解や水流スイッチの直接清掃・交換は行わないでください。誤った作業は漏水・感電・ガス機器の故障につながります。再操作しても同様のエラーが出る場合は、使用を中止して点検をご依頼ください
直らない場合の原因例と修理の目安
- 水流スイッチ(流量センサー)の故障
接点不良・断線・経年劣化で交換が必要 - 配線・コネクタの接触不良
湿気や振動で緩み、信号断が発生 - 制御基板の不具合
検知信号の取り込み異常 - 配管・弁の機械的問題
減圧弁や逆止弁の作動不良、配管詰まり
修理費用の目安は、点検・清掃で1〜2万円台、水流スイッチ交換で2〜4万円台、基板交換が加わると4万円以上になる場合があります。設置から10年以上経過している機器は、他部品の劣化も考慮して本体交換を検討すると安心です。
25/252エラーはDIY修理はNG
給湯器の交換・修理は無資格ではできません。ガス可とう管接続工事監督者・給水装置工事主任技術者など複数の資格が必要です。
無資格者が給湯器を修理・交換した場合、ガス漏れによる一酸化炭素中毒などの深刻な事故のリスクが有りますので、絶対に行わないで下さい。無資格で電気工事を行うと、電気工事士法違反となり、30万円以下の罰金または1年以下の懲役が科される可能性があります。同様に、無資格でガス工事を行うと、50万円以下の罰金が科される可能性があります。
また、DIYで手を加えられた給湯器については、メーカーの一切の保証対象外になりますので、給湯器の交換は必ず専門業者に依頼しましょう。
給湯器の修理・補修は、DIYでも可能な箇所もありますが、主に外部に露出している部分のみとなりますので、不測のエラーが出た際には、まずは当社までお問い合わせ下さい。

給湯器の修理の費用は?
小さな修理 (パイプの漏れ、センサーの調整など) | 5,000円〜15,000円 |
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中程度の修理 (バルブの交換、配線の修理など) | 15,000円〜30,000円 |
大規模な修理 (ヒートエクスチェンジャーの交換、ガスバーナーの修理など) | 30,000円〜50,000円以上 |
給湯器の修理費用は、問題の種類や部品の交換が必要かどうかによって大きく変動します。不具合の症状だけで事前に金額を確定させるのは難しく、事前見積もりはあくまでもおおよその金額しか提示されず、基本的には実物の点検をしてから修理費用を算出します。
特に大規模な修理が必要になった場合、100,000円以上かかる場合もありますので、給湯器を交換したほうがオトクな場合もあります。

給湯器を交換する際の費用は?
給湯器交換を依頼できる業者には主に
- 給湯器交換専門店
- ホームセンター
- ガス会社
- 家電量販店
などがありますが、最も安いのは給湯器交換専門の業者です。
ホームセンターや家電量販店は、付近の施工業者を下請けとして使う窓口になっているだけですし、ガス会社はガスの契約やプロパンガス交換などが主業であって、給湯器交換は下請けやグループ会社に投げているケースが多くあります。
そのため、中間マージンが発生し値段が高くなる傾向があるので、給湯器の交換は専門業者に直接依頼するのがオススメです。
給湯器交換の依頼先は?
当サイトでは関東地方でオススメの給湯器業者を紹介しています。給湯器を交換する際の大事なポイントなども解説していますので、給湯器業者をお探しの方は参考にしてみてください。
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