【コード110】給湯器のエラーの直し方と対処法・原因 ノーリツ・リンナイ

エラーコード110は給湯器が点火不良を起こした際に表示されます。

この記事では

  • エラーコード110が表示される原因
  • エラーコード110の直し方・対処法
  • エラーコード110を直せない場合の修理・交換

について詳しく解説しています。

給湯器には、リンナイ・ノーリツ・パロマなどがありますが、内容は各メーカーで同一で、対処方法も同じです。(異常の呼称など若干の違いはあります。)

監修者
監修者 黒川精一

黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)

「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。

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目次

給湯器のエラーコード110とは?表示される原因

給湯器のエラーコード「110」は、主に給湯器内部で燃焼に関する異常が発生した際に表示されます。原因は様々ありますが、簡単に解決できる場合も有ります。

エラーコード110の直し方・対処法

原因は複数考えられますが、まずは以下の方法を試してください。

ガスの供給が止まっている ⇒ ガスメーターをチェック

何らかの原因でガスメーターが停止してガスの供給が滞っている可能性があります。 ガスメーターをチェックし、ランプが点滅していれば停止中のサイン。ガスメーターに付属している復帰ボタンで停止状態を解除して下さい。

ガスメーター復帰手順
  1. まず室内のガス器具の使用を全て止める
  2. ガスメーター本体にある復帰ボタンカバーを外す
  3. 復帰ボタンを長押し(3~5秒ほど押し続ける)
  4. ガスメーターのランプが消灯したら、5分程度待ちガス器具を使用。利用できるか確認する。

※上記の方法は一般的なガスメーターのリセット手順です。メーカーにより操作方法は異なりますので、手順が不明な場合、最寄りのガス会社か当社へお問い合わせ下さい。

ガス会社への支払いが滞っていないか確認する

ガス料金の滞納がある場合、ガスの供給がストップし、それにより110エラーが出ている可能性があります。 料金の支払い状況を確認してみましょう。

灯油・石油式給湯器は灯油残量をチェック&補給

灯油・石油式給湯器の場合、灯油・石油の残量が不足していることで110エラーが出る場合があります。 灯油・石油を補給することで解消されます。

給湯器のリモコンをリセットする

  1. 給湯器本体の排気口にホコリや枯れ葉、蜘蛛の巣などが詰まっていないかチェックし、掃除する。
  2. リモコンの電源を切り、30秒ほど待ってから入れなおす(リセット)。

※エラーが出た日が大雨・台風などだった場合、水による排気の詰まりである可能性があります。天候が回復してから半日程度そのまま様子を見てからリモコンをリセットし、再運転して下さい。

荒天の場合、雨が原因のケースも

台風などで大雨が降っている場合、給湯器内部に水が浸入したことによる点火不良の可能性があります。 この場合、天候が回復し、給湯器本体が乾いて水が抜けたのち、自然回復するのを待ちます。 自然回復しない場合には点火スイッチが故障した可能性がありますので、その場合には修理・点検が必要です。

上記でエラーが消えない場合は給湯器の寿命や故障の可能性が高い

これらの方法で110エラーが解除されない場合、給湯器の長期間の使用で排気口の奥が詰まっているか、給湯器本体の寿命による故障の可能性があり、 給湯器の修理・交換が必要です。

給湯器の修理・交換は自分でできる?

まず、給湯器の交換は、無資格ではできません。ガス可とう管接続工事監督者・給水装置工事主任技術者など複数の資格が必要です。

無資格者が給湯器を交換した場合、ガス漏れによる一酸化炭素中毒などの深刻な事故のリスクが有ります。また、故障が起きた場合にメーカーの保証外にもなりますので、給湯器の交換は必ず専門業者に依頼しましょう。

一方、給湯器の修理・補修は、DIYでも可能な箇所もありますが、主に、外部に露出している部分のみで、本体内部に関わる修理については専門知識が必要で更なる故障を招くリスクがある為、おすすめできません。

あくまで自己責任になるため、知識が無い方はやはり専門業者に依頼するのをオススメします。

給湯器の修理の費用は?

小さな修理
(パイプの漏れ、センサーの調整など)
5,000円〜15,000円
中程度の修理
(バルブの交換、配線の修理など)
15,000円〜30,000円
大規模な修理
(ヒートエクスチェンジャーの交換、ガスバーナーの修理など)
30,000円〜50,000円以上

給湯器の修理費用は、問題の種類や部品の交換が必要かどうかによって大きく変動します。不具合の症状だけで事前に金額を確定させるのは難しく、事前見積もりはあくまでもおおよその金額しか提示されず、基本的には実物の点検をしてから修理費用を算出します。

特に大規模な修理が必要になった場合、100,000円以上かかる場合もありますので、給湯器を交換したほうがオトクな場合もあります。

給湯器を交換する際の費用は?

給湯器交換を依頼できる業者には主に

  • 給湯器交換専門店
  • ホームセンター
  • ガス会社
  • 家電量販店

などがありますが、最も安いのは給湯器交換専門の業者です。

ホームセンターや家電量販店は、付近の施工業者を下請けとして使う窓口になっているだけですし、ガス会社はガスの契約やプロパンガス交換などが主業であって、給湯器交換は下請けやグループ会社に投げているケースが多くあります。

そのため、中間マージンが発生し値段が高くなる傾向があるので、給湯器の交換は専門業者に直接依頼するのがオススメです。

給湯器交換の依頼先は?

当サイトでは関東地方でオススメの給湯器業者を紹介しています。給湯器を交換する際の大事なポイントなども解説していますので、給湯器業者をお探しの方は参考にしてみてください。

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