【コード102】給湯器のエラーの直し方と対処法・原因 ノーリツ・リンナイ

エラーコード102は、101とほぼ同じ内容・原因のエラーで、給排気通路部の詰まり、熱交換器のフィン詰まりにより発生するエラーです。

この記事では

  • エラーコード102が表示される原因
  • エラーコード102の直し方・対処法
  • エラーコード102を直せない場合の修理・交換

について詳しく解説しています。

給湯器には、リンナイ・ノーリツ・パロマなどがありますが、内容は各メーカーで同一で、対処方法も同じです。(異常の呼称など若干の違いはあります。)

監修者
監修者 黒川精一

黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)

「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。

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目次

給湯機のエラーコード102とは?表示される原因

給湯機のエラーコード「102」は、給湯器が燃焼異常を感知した際に発生するエラーで、給排気口の物理的な詰まり・水の混入による燃焼異常などが原因です。簡単に解決できる場合も有ります。

エラーコード102の直し方・対処法

原因は複数考えられますが、まずは以下の方法を試してください。

物理的な詰まりをチェック・清掃

まずは給湯器の給気口・排気口を直接チェックしてみましょう。ほこり、枯れ葉、虫、蜘蛛の巣等、異物による詰まりが見えれば、清掃することで解消される場合があります。清掃後、給湯器本体・室内のリモコンの電源を入れ直し、エラーが再発しないか確認してください。

給湯器内部のDIY清掃はNG

外からは見えない、給排気口の奥深くに異物が混入し、エラーが解除されない場合もあります。その場合、給湯器本体を一旦分解して清掃する必要がありますが、給湯器の分解清掃をDIYで行うのはやめましょう。

分解・組み立て時に何らかの不具合が起きた場合、ガス漏れ等の重大事故につながる恐れがありますので、エラー102が解除されない場合には、DIYでの清掃を試みる前に、当社まで一度お問い合わせください。

大雨の影響の場合、自然回復を待つ

給排気口に大量の雨水が混入した場合にも102エラーが表示されることがあります。その場合、天候が回復し、給湯器内部が乾燥することで自然にエラーが解除されることもあります。給排気口に物理的な詰まりがなく、大雨が降っている場合には、しばらくそのままにして様子を見てみましょう。

それでもエラーが回復しない場合は故障の可能性アリ

物理的な詰まり、雨の影響、どちらの対処でもエラー102が消えない場合、給湯器深部に異物が混入しているか、燃焼器具の不具合・故障の可能性があります。その場合、DIYでのエラー解除は難しい為、一度当社までお問合せ下さい。

給湯器の修理・交換は自分でできる?

まず、給湯器の交換は、無資格ではできません。ガス可とう管接続工事監督者・給水装置工事主任技術者など複数の資格が必要です。

無資格者が給湯器を交換した場合、ガス漏れによる一酸化炭素中毒などの深刻な事故のリスクが有ります。また、故障が起きた場合にメーカーの保証外にもなりますので、給湯器の交換は必ず専門業者に依頼しましょう。

一方、給湯器の修理・補修は、DIYでも可能な箇所もありますが、主に、外部に露出している部分のみで、本体内部に関わる修理については専門知識が必要で更なる故障を招くリスクがある為、おすすめできません。

あくまで自己責任になるため、知識が無い方はやはり専門業者に依頼するのをオススメします。

給湯器の修理の費用は?

小さな修理
(パイプの漏れ、センサーの調整など)
5,000円〜15,000円
中程度の修理
(バルブの交換、配線の修理など)
15,000円〜30,000円
大規模な修理
(ヒートエクスチェンジャーの交換、ガスバーナーの修理など)
30,000円〜50,000円以上

給湯器の修理費用は、問題の種類や部品の交換が必要かどうかによって大きく変動します。不具合の症状だけで事前に金額を確定させるのは難しく、事前見積もりはあくまでもおおよその金額しか提示されず、基本的には実物の点検をしてから修理費用を算出します。

特に大規模な修理が必要になった場合、100,000円以上かかる場合もありますので、給湯器を交換したほうがオトクな場合もあります。

給湯器を交換する際の費用は?

給湯器交換を依頼できる業者には主に

  • 給湯器交換専門店
  • ホームセンター
  • ガス会社
  • 家電量販店

などがありますが、最も安いのは給湯器交換専門の業者です。

ホームセンターや家電量販店は、付近の施工業者を下請けとして使う窓口になっているだけですし、ガス会社はガスの契約やプロパンガス交換などが主業であって、給湯器交換は下請けやグループ会社に投げているケースが多くあります。

そのため、中間マージンが発生し値段が高くなる傾向があるので、給湯器の交換は専門業者に直接依頼するのがオススメです。

給湯機交換の依頼先は?

当サイトでは関東地方でオススメの給湯器業者を紹介しています。給湯器を交換する際の大事なポイントなども解説していますので、給湯器業者をお探しの方は参考にしてみてください。

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