エコキュートの交換を検討していて、

「工事費って何が含まれているの?」
「標準工事と追加工事の違いは?」
「見積もりのどこを確認すればいい?」
と工事費用の内訳について疑問を感じている方が多いです。
本記事では、エコキュート交換の工事費について知りたい方に向けて
- 標準工事に含まれる7つの項目と各費用相場
- 追加工事が必要になる8つのケースと追加費用
- 工事費で損しないための見積もり確認ポイント
- 業者別の工事費の違いと選び方のコツ
を徹底解説します。エコキュート工事費の相場は標準工事で10万〜20万円で、基礎工事・配管工事・電気工事など7つの項目が含まれます。設置環境によっては追加で0〜10万円の工事費が発生しますが、事前に把握しておけば適正価格での交換が可能です。本記事で紹介する知識を活用すれば、見積もりの妥当性を判断でき、不要な追加費用を避けられます。


黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)
「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。
30秒でわかる!エコキュート工事費の全体像
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標準工事費 相場 | 10万〜20万円 ※エコキュートからの交換 ガス給湯器からは15万〜25万円 |
| 標準工事 7項目 | ①基礎工事(2万〜5万円) ②配管工事(2万〜4万円) ③電気工事(3万〜6万円) ④リモコン工事(1万〜2万円) ⑤試運転・調整(0.5万〜1万円) ⑥既設撤去費(1万〜3万円) ⑦諸経費(0.5万〜1万円) |
| 追加工事が 発生するケース | ①配管延長が必要(1万〜3万円/m) ②基礎工事のやり直し(2万〜5万円) ③電気容量アップ(3万〜8万円) ④搬入経路の確保(2万〜5万円) ⑤オイルタンク移設(1万〜3万円) ⑥水道工事(2万〜5万円) ⑦特殊基礎工事(3万〜7万円) ⑧配管保護カバー(1万〜2万円) |
| 追加工事費 相場 | 0〜10万円 ※設置環境による 平均3〜5万円 |
| 見積もり 確認ポイント | ①標準工事に何が含まれるか明記 ②追加費用の可能性を事前確認 ③現地調査後の確定見積もり ④工事保証の内容と期間 ⑤工事完了までの流れ |
| 業者別 工事費相場 | 専門業者:10万〜15万円 家電量販店:15万〜20万円 ハウスメーカー:18万〜25万円 最大10万円の差 |
| 工事費を 安くするコツ | ①専門業者に直接依頼 ②現地調査で追加工事を事前把握 ③既設の配管・基礎を活用 ④オフシーズン(春・夏)に工事 ⑤2〜3社相見積もり |



標準工事費に何が含まれるかを確認すれば安心ですね!
エコキュート交換の総額費用について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
エコキュート標準工事費10万〜20万円の内訳【7つの項目を解説】
標準工事に含まれる7つの作業項目
エコキュートの標準工事費は10万〜20万円が相場で、以下の7つの作業項目が含まれます。エコキュートからエコキュートへの交換の場合は10万〜15万円、ガス給湯器からの交換の場合は15万〜25万円が目安です。
| 工事項目 | 費用相場 | 作業内容 |
|---|---|---|
| ①基礎工事 | 2万〜5万円 | エコベース設置または土間打ち タンク重量400〜600kgを支える土台作り |
| ②配管工事 | 2万〜4万円 | 給水・給湯・追い焚き配管の接続 既設配管の活用または新設 |
| ③電気工事 | 3万〜6万円 | 200V電源の引き込み ブレーカー設置・配線接続 |
| ④リモコン工事 | 1万〜2万円 | 台所・浴室リモコンの設置 配線・動作確認 |
| ⑤試運転・調整 | 0.5万〜1万円 | 給湯・追い焚き動作確認 温度設定・使い方説明 |
| ⑥既設撤去費 | 1万〜3万円 | 旧給湯器の取り外し 処分費用・運搬費 |
| ⑦諸経費 | 0.5万〜1万円 | 出張費・養生費 工事管理費 |
| 合計 | 10万〜20万円 | 標準的なケース |
標準工事費は業者によって含まれる内容が異なるため、見積もり時に必ず確認しましょう。例えば、既設撤去費や諸経費を別途請求する業者もあります。
- 標準工事に含まれる項目が明記されているか
- 追加費用の可能性について事前説明があるか
- 既設撤去費・諸経費が標準工事に含まれるか
- 現地調査後の確定見積もりを提示してくれるか
- 工事保証の内容(期間・保証範囲)が明確か
①基礎工事:2万〜5万円(エコベースor土間打ち)
基礎工事はエコキュートの土台を作る工事で、2万〜5万円が相場です。エコキュートは満水時400〜600kgにもなるため、しっかりとした基礎が必要です。基礎工事には「エコベース」と「土間打ち(現場打ち)」の2種類があります。
| 基礎の種類 | 費用相場 | 特徴 | おすすめの方 |
|---|---|---|---|
| エコベース (既製品) | 2万〜3万円 | プラスチック製の既製品 工期1日 設置が簡単 | コスト重視 地盤が安定している |
| 土間打ち (現場打ち) | 3万〜5万円 | コンクリートを現場で打設 工期2〜3日 耐久性が高い | 長期使用重視 地盤が弱い (最も推奨) |
10年以上使用するエコキュートには、耐久性の高い土間打ち基礎がおすすめです。既にコンクリート基礎がある場合(縦横80cm以上・厚さ10cm以上)は、基礎工事が不要になることもあります。
②配管工事:2万〜4万円(給水・給湯・追い焚き)
配管工事は給水・給湯・追い焚き配管を接続する工事で、2万〜4万円が相場です。エコキュートからエコキュートへの交換の場合、既設配管を活用できるため費用を抑えられます。
| 配管の種類 | 作業内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 給水配管 | 水道からエコキュートへ給水 止水栓・減圧弁の設置 | 標準工事内 |
| 給湯配管 | エコキュートから各水栓へ配管 保温材での配管保護 | 標準工事内 |
| 追い焚き配管 | エコキュートと浴槽を往復配管 循環アダプター(ふろアダプター)設置 | 標準工事内 |
ガス給湯器からの交換の場合、追い焚き配管の新設が必要になるケースがあり、追加で2万〜5万円かかることがあります。オートタイプとフルオートタイプで必要な配管数が異なる点にも注意が必要です。
③電気工事:3万〜6万円(200V電源・ブレーカー)
電気工事はエコキュートを稼働させるための200V電源を引き込む工事で、3万〜6万円が相場です。エコキュートは200V電源が必要なため、分電盤から専用回路を設ける必要があります。
| 電気工事項目 | 作業内容 | 費用相場 |
|---|---|---|
| ブレーカー工事 | 専用ブレーカーの設置 過負荷・漏電保護 | 0.5万〜1万円 |
| 配線工事 | 分電盤からエコキュートへ配線 屋外配線の保護 | 1.5万〜3万円 |
| 電力会社申請 | 電力契約の変更手続き 工事完了報告 | 0.5万〜1万円 |
| 分電盤工事 (必要な場合) | 200V対応への改修 容量不足の場合の交換 | 4万〜6万円 (追加工事) |
エコキュートからの交換であれば既に200V対応しているため、電気工事費は3万〜4万円で済みます。ガス給湯器や石油給湯器からの交換では、分電盤工事が必要になり、追加で4万〜6万円かかるケースがあります。
④リモコン工事:1万〜2万円(台所・浴室)
リモコン工事は台所用と浴室用のリモコンを設置する工事で、1万〜2万円が相場です。リモコンは給湯温度や追い焚きの操作を行う重要な設備です。
エコキュートのリモコンには無線LANアダプターが内蔵されているモデルもあり、スマートフォンアプリで外出先から操作できます。標準工事費に含まれることがほとんどですが、配線距離が長い場合は追加費用が発生することもあります。
⑤試運転・調整:0.5万〜1万円(動作確認・説明)
試運転・調整は工事完了後に動作確認を行う作業で、0.5万〜1万円が相場です。この作業では給湯・追い焚き・保温などすべての機能が正常に動作するかを確認します。
試運転では以下の項目を確認します。
- 給湯温度の設定と実際の温度
- 追い焚き機能の動作確認
- 保温機能の動作確認
- リモコンの操作方法説明
- エラーコードが表示されないか
- 水漏れ・異音がないか
試運転で不具合が見つかった場合は、その場で調整や修正を行います。使い方の説明も含まれるため、わからないことがあれば遠慮せず質問しましょう。
⑥既設撤去費:1万〜3万円(旧給湯器の処分)
既設撤去費は古い給湯器を取り外して処分する費用で、1万〜3万円が相場です。エコキュートからエコキュートへの交換では約1万円、ガス給湯器からの交換では約2万〜3万円が目安です。
既設撤去費には以下が含まれます。
- 旧給湯器の取り外し作業
- 配管・配線の撤去
- 給湯器本体の処分費用
- 撤去時の養生費用
- 運搬費用
既設撤去費は標準工事費に含まれる業者と別途請求する業者があるため、見積もり時に必ず確認しましょう。
⑦諸経費:0.5万〜1万円(出張費・養生費など)
諸経費は出張費・養生費・工事管理費など雑費の総称で、0.5万〜1万円が相場です。諸経費の内訳は業者によって異なりますが、一般的に以下が含まれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出張費 | 工事現場までの移動費用 遠方の場合は追加費用が発生 |
| 養生費 | 床・壁の保護シート設置 搬入経路の養生 |
| 工事管理費 | 現場監督・安全管理 工事品質の確認 |
| 廃材処分費 | 配管材・梱包材の処分 ※既設撤去費に含む場合も |
諸経費が不透明な業者は注意が必要です。諸経費の内訳を明示してくれる業者を選びましょう。
追加工事費0〜10万円が発生する8つのケース
追加工事が必要になる主な8つのケース
エコキュート交換では設置環境によって追加工事費0〜10万円が発生します。追加工事が必要になる主なケースは以下の8つです。
| 追加工事ケース | 費用相場 | 発生する条件 |
|---|---|---|
| ①配管延長工事 | 1万〜3万円/m | 設置場所変更・配管距離が長い 標準は10m以内 |
| ②基礎工事やり直し | 2万〜5万円 | 既存基礎のサイズ不足・劣化 エコキュートが乗らない |
| ③電気容量アップ | 3万〜8万円 | 分電盤の容量不足(40A以下) 200V対応していない |
| ④搬入経路確保 | 2万〜5万円 | クレーン車の使用が必要 階段での搬入 |
| ⑤オイルタンク移設 | 1万〜3万円 | 石油給湯器からの交換 設置場所が重複 |
| ⑥水道工事 | 2万〜5万円 | 水道配管の新設・変更 給水圧の調整が必要 |
| ⑦特殊基礎工事 | 3万〜7万円 | 地盤が弱い・傾斜地 2階設置・屋上設置 |
| ⑧配管保護カバー | 1万〜2万円 | 配管の露出が目立つ 凍結防止が必要 |
追加工事費は現地調査後にわかるケースがほとんどです。事前に現地調査を依頼し、確定見積もりを取ることが重要です。
①配管延長工事:1万〜3万円/m(設置場所変更時)
配管延長工事は設置場所を変更する場合に必要で、1万〜3万円/mが相場です。標準工事では配管距離10m以内が前提となっており、それを超える場合は追加費用が発生します。
配管延長が必要になるケースは以下の通りです。
- 旧給湯器の設置場所が使えない
- 日当たりの良い場所に移動したい
- 騒音対策で隣家から離す
- 浴室までの距離が長い
- 2階に浴室がある
配管距離が長いほど湯温低下や圧力損失が発生するため、可能な限り既設場所への設置がおすすめです。
②基礎工事のやり直し:2万〜5万円(サイズ不足・劣化)
既存の基礎がエコキュートのサイズに合わない場合や劣化している場合、基礎工事のやり直しで2万〜5万円かかります。
基礎工事のやり直しが必要になるケースは以下の通りです。
- 既存基礎のサイズが小さい(80cm×80cm未満)
- 基礎に亀裂や沈下がある
- 容量アップで重量が増える(370L→460L)
- エコベースから土間打ちに変更
- 地盤が弱く補強が必要
現地調査で基礎の状態を確認してもらい、必要であれば土間打ち基礎への変更を検討しましょう。
③電気容量アップ:3万〜8万円(分電盤の容量不足)
分電盤の電気容量が不足している場合や200V対応していない場合、電気容量アップ工事で3万〜8万円かかります。特にガス給湯器からの交換で多いケースです。
| 工事内容 | 費用相場 | 必要なケース |
|---|---|---|
| 分電盤交換 | 4万〜6万円 | 200V対応していない 容量不足(40A以下) |
| 電力契約変更 | 0.5万〜1万円 | 契約アンペアの増加 電力会社への申請 |
| 幹線引き込み | 5万〜8万円 | 電柱からの引き込み線が古い 太さが不足している |
電気温水器やエコキュートからの交換であれば既に200V対応しているため、電気容量アップは不要なケースがほとんどです。
④搬入経路確保:2万〜5万円(クレーン車使用)
エコキュートの搬入経路が確保できない場合、クレーン車の使用で2万〜5万円の追加費用がかかります。
クレーン車が必要になるケースは以下の通りです。
- 2階・3階への設置(階段が狭い)
- 屋上への設置
- 通路幅が狭い(60cm未満)
- 玄関から通れない
- 庭を通る必要がある
エコキュートの貯湯タンクユニットは縦180cm×横60cm×奥行70cmほどあり、重量は約80kgです。現地調査で搬入経路を確認してもらいましょう。
その他の追加工事(⑤〜⑧)
その他にも以下の追加工事が発生するケースがあります。
⑤オイルタンク移設(1万〜3万円):石油給湯器からの交換で、オイルタンクが設置場所に重複している場合に必要です。オイルタンクの撤去・移設費用が別途かかります。
⑥水道工事(2万〜5万円):水道配管の新設・変更が必要な場合にかかります。給水圧が不足している場合は減圧弁の調整や給水管の太さ変更が必要です。
⑦特殊基礎工事(3万〜7万円):地盤が弱い・傾斜地・2階設置・屋上設置など特殊な条件で必要です。地盤改良や鉄骨フレームの設置が含まれます。
⑧配管保護カバー(1万〜2万円):配管の露出が目立つ場合や凍結防止が必要な寒冷地で設置します。美観と耐久性を向上させます。
工事費で損しない!見積もり確認5つのポイント
見積もりで必ず確認すべき5つのポイント
エコキュート工事費で損しないためには、見積もりの段階でしっかり確認することが重要です。以下の5つのポイントを必ずチェックしましょう。
- 標準工事に何が含まれるか明記されているか:7項目(基礎・配管・電気・リモコン・試運転・撤去・諸経費)の内訳を確認
- 追加工事の可能性と費用を事前説明:現地調査後に「追加工事が発生しない」確定見積もりか
- 工事保証の内容と期間:工事保証10年・無料保証か有料保証か・保証範囲(水漏れ・不具合など)
- 工事完了までの流れと納期:現地調査→見積もり→工事→試運転→完了まで何日かかるか
- 支払い条件とキャンセルポリシー:工事完了後払いか・分割払い可能か・キャンセル料の有無
見積もりが不透明な業者は避けるべきです。特に「工事費込み」と記載されていても、実際には追加費用が発生するケースが多いため、現地調査後の確定見積もりを必ず取りましょう。
①標準工事に何が含まれるか明記されているか
見積もりで最も重要なのは、標準工事に何が含まれるか明記されているかです。業者によって標準工事の範囲が異なるため、以下の7項目が含まれているか確認しましょう。
| 確認項目 | 含まれるべき内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 基礎工事 | エコベースor土間打ち どちらが標準か | 土間打ちは追加費用の場合も |
| 配管工事 | 給水・給湯・追い焚き配管 配管距離の上限(10m以内) | 延長は追加費用 |
| 電気工事 | ブレーカー・配線・申請 200V対応か | 分電盤工事は追加費用の場合も |
| リモコン工事 | 台所・浴室リモコン設置 配線工事 | 無線LANは標準か |
| 試運転・調整 | 動作確認・使い方説明 保証書発行 | 時間をかけて確認してくれるか |
| 既設撤去費 | 旧給湯器撤去・処分 運搬費 | 別途請求の業者もある |
| 諸経費 | 出張費・養生費 工事管理費 | 内訳が不明瞭な業者は注意 |
標準工事の範囲が狭い業者は、追加工事で高額請求される可能性があります。見積もり時に必ず確認しましょう。
②追加工事の可能性と費用を事前説明
見積もり段階で追加工事の可能性と費用を事前説明してくれるかが重要です。現地調査を行わずに見積もりを出す業者は、工事当日に追加費用を請求するケースが多いため注意が必要です。
追加工事が発生する可能性がある場合、事前に以下を確認しましょう。
- どのような条件で追加工事が必要か
- 追加工事の内容と費用の上限
- 現地調査後に確定見積もりを出すか
- 追加工事が発生した場合の承認プロセス
- 追加工事を断ることは可能か
現地調査後に「追加工事が発生しない」確定見積もりを出してくれる業者を選びましょう。
③工事保証の内容と期間を確認
工事保証の内容と期間は業者選びの重要なポイントです。エコキュート本体保証とは別に、工事保証があるか確認しましょう。
| 保証項目 | 一般的な保証 | 優良業者の保証 |
|---|---|---|
| 工事保証期間 | 1年〜5年 | 10年無料保証 |
| 保証範囲 | 水漏れ・不具合 | 水漏れ・不具合・部品交換 |
| 出張費 | 有料(1万円前後) | 無料 |
| 保証書発行 | あり | あり |
| 24時間受付 | なし | あり |
工事保証10年・無料保証がある専門業者を選ぶと安心です。メーカー保証とは別に工事保証があることで、設置不良による不具合にも対応してもらえます。
④工事完了までの流れと納期
工事完了までの流れと納期を事前に確認しましょう。特に故障でお風呂に入れない状況では、納期が最重要です。
一般的な工事の流れは以下の通りです。
- 問い合わせ・相談(即日対応)
- 現地調査・見積もり(1〜3日後)
- 契約・発注(見積もり承認後)
- 工事日調整(3〜7日後)
- 工事実施(1日、4〜6時間)
- 試運転・完了(工事当日)
専門業者なら最短3日で工事完了できますが、家電量販店やハウスメーカーは2〜4週間かかることもあります。
⑤支払い条件とキャンセルポリシー
支払い条件とキャンセルポリシーも確認しておきましょう。トラブルを避けるために、以下を事前に確認します。
- 支払いタイミング(工事完了後払いか)
- 分割払い・クレジットカード対応
- キャンセル料の発生タイミング
- 工事遅延時の補償
- 不具合時の対応フロー
工事完了後払い・キャンセル料無料の業者を選ぶと安心です。
業者別の工事費の違い【専門業者vs家電量販店】
業者別の工事費相場:最大10万円の差
エコキュートの工事費は依頼する業者によって大きく異なります。専門業者・家電量販店・ハウスメーカーで最大10万円の差が出ることもあります。
| 業者タイプ | 工事費相場 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 専門業者 | 10万〜15万円 | 自社施工で中間マージンなし 最短3日で工事完了 工事保証10年 | 店舗で実物を見られない ネット申込が中心 |
| 家電量販店 | 15万〜20万円 | 店舗で実物を確認できる ポイント還元あり アフターサービス充実 | 工事を下請けに外注 中間マージン発生 納期が遅い(2〜4週間) |
| ハウスメーカー | 18万〜25万円 | 新築時の一括対応 保証が長い | 最も高額 中間マージン大 交換には非推奨 |
専門業者が最も安く、自社施工で品質も高いです。家電量販店は工事を下請けに外注するため中間マージンが発生し、工事費が高くなります。
専門業者が工事費を安くできる3つの理由
専門業者の工事費が安い理由は以下の3つです。
- 自社施工で中間マージンなし:工事を外注せず自社の職人が施工するため、中間マージンが発生しない
- 大量仕入れで本体価格を抑制:メーカーから直接大量仕入れするため本体価格が安い(定価の60〜80%OFF)
- 実店舗なしでコスト削減:ネット専業で店舗運営費・人件費がかからない(その分を価格に還元)
家電量販店やハウスメーカーは工事を下請け業者に外注するため、中間マージン15〜30%が上乗せされます。専門業者なら自社施工のため中間マージンがなく、工事費を安く抑えられます。
優良専門業者の選び方5つのポイント
専門業者を選ぶ際は、以下の5つのポイントを確認しましょう。
- 自社施工(100%自社職人):下請けに外注していないか
- 施工実績300件以上/年:経験豊富で技術力が高い
- 工事保証10年無料:長期保証で安心
- 現地調査後の確定見積もり:追加費用が発生しない
- 補助金申請代行:面倒な手続きを代行してくれる
これら5つを満たす専門業者を選べば、安心して工事を任せられます。
エコキュート交換の総額費用や補助金について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
まとめ:エコキュート工事費は標準10万〜20万円、追加0〜10万円
エコキュートの工事費について調べると「何が含まれるの?」「追加費用はいくら?」と不安になる方が多いですが、標準工事費は10万〜20万円、追加工事費は0〜10万円が相場です。
エコキュート工事費のポイントまとめ
- 標準工事費:10万〜20万円で7項目(基礎・配管・電気・リモコン・試運転・撤去・諸経費)が含まれる
- 追加工事費:0〜10万円(配管延長・基礎やり直し・電気容量アップ・搬入経路確保など8ケース)
- 見積もり確認:標準工事の範囲・追加工事の可能性・工事保証10年・納期・支払い条件を確認
- 業者選び:専門業者10万〜15万円、家電量販店15万〜20万円、専門業者が最安で品質も高い
- 優良業者の条件:自社施工・年間300件以上・工事保証10年・現地調査後確定見積もり・補助金申請代行
エコキュート工事費の標準相場は10万〜20万円で、基礎工事(2万〜5万円)・配管工事(2万〜4万円)・電気工事(3万〜6万円)・リモコン工事(1万〜2万円)・試運転(0.5万〜1万円)・既設撤去費(1万〜3万円)・諸経費(0.5万〜1万円)の7項目が含まれます。エコキュートからエコキュートへの交換なら10万〜15万円、ガス給湯器からの交換なら15万〜25万円が目安です。
設置環境によっては追加工事費0〜10万円が発生します。配管延長(1万〜3万円/m)・基礎工事やり直し(2万〜5万円)・電気容量アップ(3万〜8万円)・搬入経路確保(2万〜5万円)・オイルタンク移設(1万〜3万円)・水道工事(2万〜5万円)・特殊基礎工事(3万〜7万円)・配管保護カバー(1万〜2万円)の8ケースがあります。現地調査後に追加工事の有無を確認し、確定見積もりを取ることが重要です。
見積もり確認では、標準工事に何が含まれるか明記されているか・追加工事の可能性を事前説明してくれるか・工事保証の内容と期間(10年無料保証が理想)・工事完了までの流れと納期(最短3日が目安)・支払い条件とキャンセルポリシー、の5つを必ずチェックしましょう。現地調査後の確定見積もりを出す業者を選べば、工事当日の追加費用を避けられます。
業者別の工事費は、専門業者10万〜15万円・家電量販店15万〜20万円・ハウスメーカー18万〜25万円で最大10万円の差があります。専門業者は自社施工で中間マージンがなく、メーカーから直接大量仕入れするため本体価格も安く、実店舗なしでコスト削減できるため最安値で提供できます。家電量販店やハウスメーカーは工事を下請けに外注するため中間マージン15〜30%が上乗せされます。
優良専門業者の選び方は、自社施工(100%自社職人)・施工実績300件以上/年・工事保証10年無料・現地調査後の確定見積もり・補助金申請代行、の5つを満たす業者を選びましょう。これら5つの条件を満たせば、安心して工事を任せられます。
次の一歩として、
- 専門業者2〜3社に見積もり依頼(必ず現地調査後の確定見積もり)
- 標準工事に含まれる項目を確認
- 追加工事の可能性を事前に把握
- 工事保証10年・無料保証がある業者を選ぶ
- 工事費込みの総額・保証内容・納期を比較
- 補助金申請を代行してくれる業者に依頼
これらを実行しましょう。工事費で損しないためには、見積もりの透明性と工事保証が重要です。業者選びは慎重に行い、自社施工・施工実績300件以上・10年保証・現地調査後の確定見積もり・補助金申請代行がある専門業者を選びましょう。エコキュート工事費は適正価格で高品質な工事を受けることが可能です。本記事の知識を活用すれば、不要な追加費用を避け、満足度の高いエコキュート交換ができます。
エコキュート交換の総額費用について詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
※工事費は設置条件により変動します
※現地調査後の確定見積もりをご確認ください
※業者により価格差があります
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