【コードP05】三菱製エコキュートのエラー対処法・原因・修理費用まで解説

三菱製エコキュートのエラーコード「P05」は、湯張り機能に異常が発生していることを示しています。このエラーが表示されると、浴槽へのお湯張りが正常に行えず、快適な入浴が制限される可能性があります。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

• エラーコードP05が表示される原因
• エラーコードP05の対処法
• エラーコードP05を解消できない場合の修理・交換方法

について詳しく解説しています。

エコキュートのエラーコードP05とは？表示される原因

三菱エコキュートのエラーコード「P05」は、湯張り機能に異常が発生していることを示しています。このエラーが表示されると、浴槽への適切なお湯張りができなくなる可能性があります。

主な原因:

• 浴槽栓の抜けや緩み: 浴槽の栓がしっかりと閉じていない場合、水が循環せずエラーが発生します。
• アダプタや配管の詰まり: 配管内やアダプタ部分に汚れや異物が詰まると、正常な水流が妨げられることがあります。
• タンク内の水不足: 貯湯タンク内の水が不足している場合、湯張り機能が正常に動作せずエラーが発生する可能性があります。

これらの原因により、エラーコード「P05」が表示されることがあります。エラーが発生した場合は、迅速に原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。

エラーコードP05の直し方・対処法

原因は複数考えられますが、まずは以下の方法を試してください。

システムのリセット

• リモコンからのリセット: 台所リモコンの「時計合わせスイッチ」と「給湯温度スイッチ」を同時に3秒以上押し、エラーを強制解除します。
• 貯湯タンクユニットからのリセット: 貯湯タンクユニットの漏電遮断器を1分間「切」にし、再度「入」にすることでリセットを行います。

湯張り機能の確認

湯張り機能に異常がある場合、浴槽へのお湯張りが正常に行えなくなることがあります。以下の手順で湯張り機能に問題がないか確認してください。

• 電源の遮断: 作業前にエコキュートの電源を切り、感電防止のためブレーカーをオフにします。
• 浴槽栓の確認: 浴槽の栓がしっかりと閉じているか確認してください。緩んでいる場合は正しく閉じ直してください。
• アダプタの清掃: ふろ循環口やアダプタ部分に汚れや異物が詰まっていないか確認し、必要に応じて清掃を行います。
• タンク内の水量確認: 貯湯タンク内の水量が不足していないか確認します。不足している場合は水を補充してください。

配線の確認

湯張り機能に異常がある場合、配線の接触不良や断線が原因となっている可能性があります。以下の手順で配線の状態を確認してください。

• 電源の遮断: 作業前にエコキュートの電源を切り、感電防止のためブレーカーをオフにします。
• 配線の点検: 湯張り機能に関する配線が緩んでいないか、断線していないか目視で確認します。
• 接続の確認: 配線が緩んでいる場合は、しっかりと接続し直します。断線が見つかった場合は、専門業者に修理を依頼してください。

エコキュート本体の分解清掃はNG

外から見える範囲には異物が無い場合でも、エコキュート本体の奥深くに異物が混入してしまい、エラーが解除されないケースもあります。その場合、エコキュート本体を一旦分解して清掃する必要がありますが、DIYで分解清掃は行わないで下さい。

エコキュートはガスを取り扱う器具で、分解・組み立て時に何らかの不具合が起きた場合、ガス漏れ等の重大事故につながる恐れがあります。エラーP05がどうしても解除されない場合には、一度お問い合わせください。

それでもエラーが回復しない場合は故障の可能性アリ

これまでの対処法を試してもエラーコード「P05」が解消されない場合、湯張り機能に関わるポンプや配管、制御基板、または内部の電子部品に問題が発生している可能性があります。このような場合、自力での修理は難しいため、メーカーや専門の修理業者に依頼することをおすすめします。専門家による点検を受けることで、故障箇所を正確に特定し、適切な修理や交換が行われます。

また、エコキュートが保証期間内であれば、無償修理の対象となる場合があります。保証書を確認し、必要であればメーカーや販売店に連絡して対応を依頼してください。迅速な対応が、さらなる故障や不具合の拡大を防ぐための重要なステップとなります。