【結論】エコキュートは光熱費を年間5万円以上削減できる省エネ給湯器
ガス給湯器からエコキュートに交換すると光熱費が3分の1になります
2025年は補助金最大21万円で導入コストも大幅削減
この記事では初心者の方でもエコキュートの全体像が3分で理解できるよう、仕組みから費用、メーカー選びまで網羅的に解説します
この記事でわかること
- エコキュートの仕組みと電気代が安くなる理由
- 導入費用と補助金の最新情報
- 主要5メーカーの比較と選び方
- ガス給湯器との違いを徹底解説
- 失敗しない業者選びのポイント

黒川精一 (SKG株式会社代表取締役)
「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「TES工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。
【速報】2025年は補助金で最大21万円支給
給湯省エネ2025事業により、条件を満たすエコキュート導入で補助金が支給されます
| 補助内容 | 金額 | 条件 |
|---|---|---|
| 基本補助額 | 6万円 | 効率3.0以上の機種 |
| 性能加算(A要件) | +4万円 | 天気予報連動の昼間沸き上げ機能 |
| 性能加算(B要件) | +7万円 | 目標基準値+0.2以上の高効率機種 |
| 撤去加算 | +4万円~8万円 | 電気温水器・蓄熱暖房機の撤去 |
| 合計上限 | 21万円 | ― |
予算終了で受付終了となるため早めの申請が重要です
エコキュートとは?3分でわかる基礎知識
電気と空気の熱でお湯を作る省エネ給湯器
エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」です
大気中の熱を利用してお湯を沸かすため、従来の給湯器と比べて使用エネルギーが約3分の1に削減できます
詳しくはこちら
仕組みをわかりやすく解説
エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクの2つで構成されます
- 空気中の熱を取り込む
ヒートポンプユニットが大気の熱を吸収 - 冷媒を圧縮して高温化
CO2冷媒を圧縮し90℃以上に加熱 - 熱交換でお湯を作る
高温の冷媒で水を温める - 貯湯タンクに貯める
深夜の安い電力で沸かしたお湯を保温
エアコンと同じヒートポンプ技術を使うため、投入した電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを生み出せます
他の給湯器との違い
| 項目 | エコキュート | ガス給湯器 | 電気温水器 |
|---|---|---|---|
| 熱源 | 電気+空気熱 | ガス | 電気ヒーター |
| 年間光熱費 (4人家族) | 約4.5万円 | 約8~10万円 | 約12万円 |
| お湯の作り方 | まとめて沸かして貯湯 | 使う時にその場で加熱 | 電熱ヒーターで加熱 |
| 設置スペース | 貯湯タンク必要 1畳程度 | コンパクト | 貯湯タンク必要 |
| 導入費用 | 40~70万円 | 15~30万円 | 30~50万円 |
| 火災リスク | なし | あり | なし |
エコキュートのメリット・デメリット
7つのメリット
- 光熱費が大幅削減
ガス給湯器と比べて年間5~6万円の節約 - 深夜電力で経済的
安い夜間電力でお湯を沸かすため電気代を最小化 - 環境に優しい
CO2排出量がガス給湯器の約60%に削減 - 火を使わず安全
火災や一酸化炭素中毒のリスクがゼロ - 災害時にも安心
貯湯タンクの水(飲用不可)を生活用水として利用可能 - 補助金が充実
2025年は最大21万円の補助金で導入費用を圧縮 - オール電化と相性抜群
太陽光発電と組み合わせてさらに光熱費削減
5つのデメリットと対策
- 初期費用が高額
→ 補助金活用で実質20~30万円台に削減可能 - 設置スペースが必要
→ 薄型モデルなら狭小地やマンションにも設置可 - お湯切れのリスク
→ 適切な容量選び+沸き増し機能で解決 - 水圧が弱い場合がある
→ 高圧力型(ダイキン・日立)で2階でも快適 - 運転音が気になる可能性
→ 図書館レベル(約38dB)の静音設計+設置場所の工夫
エコキュートのメリット、デメリットについて詳しく知りたい方はこちら
エコキュート導入の費用相場【2025年版】
本体価格+工事費の総額
| 容量 | 適した世帯人数 | 本体価格 | 工事費 | 総額 |
|---|---|---|---|---|
| 370L | 3~5人 | 25~40万円 | 10~15万円 | 35~55万円 |
| 460L | 4~7人 | 30~45万円 | 10~15万円 | 40~60万円 |
| 550L | 5~8人 | 35~50万円 | 10~15万円 | 45~65万円 |
補助金(最大21万円)を活用すれば実質20~40万円台で導入できます
工事費に含まれる内容
- 古い給湯器の撤去・処分
- エコキュート本体の設置
- 電気配線工事
- 配管接続工事
- 試運転・動作確認
追加工事が必要なケース
- 電気容量の増設(+3~8万円)
- 基礎工事が必要な場合(+3~5万円)
- 配管延長が必要な場合(+2~5万円)
ランニングコストの比較
4人家族の年間光熱費(給湯のみ)
| 給湯器タイプ | 年間コスト | 月額換算 |
|---|---|---|
| エコキュート | 約45,000円 | 約3,750円 |
| ガス給湯器(都市ガス) | 約80,000円 | 約6,670円 |
| ガス給湯器(プロパン) | 約100,000円 | 約8,330円 |
| 電気温水器 | 約120,000円 | 約10,000円 |
10年間で約35~55万円の光熱費削減が期待できるため、初期費用の高さは十分に回収可能です
主要5メーカー徹底比較【2025年版】
市場シェアの90%以上を占める5大メーカーの特徴を解説します
1位:三菱電機(シェア約30%)
- 最大の特徴
業界最高水準の省エネ性能(APF 3.8) - 独自機能
バブルおそうじ(自動配管洗浄)・ホットあわー - こんな人におすすめ
省エネ性能重視・清潔さを求める方 - 価格帯
370L: 28~42万円 / 460L: 32~48万円
2位:パナソニック(シェア約25%)
- 最大の特徴
AIエコナビで自動節電・太陽光連携に強い - 独自機能
ぬくもりチャージ(残り湯の熱回収)・リズムeシャワープラス - こんな人におすすめ
太陽光発電設置済み・スマホ連携重視 - 価格帯
370L: 26~40万円 / 460L: 30~46万円
3位:ダイキン(シェア約20%)
- 最大の特徴
パワフル高圧力(320kPa)で2階でも快適シャワー - 独自機能
ウルトラファインバブル入浴・マイクロバブル入浴 - こんな人におすすめ
2階以上で使用・入浴剤を使いたい方 - 価格帯
370L: 30~44万円 / 460L: 34~50万円
4位:日立(シェア約12%)
- 最大の特徴
業界最高クラスの水圧(500kPa)・ナイアガラ出湯 - 独自機能
ウレタン断熱で省エネ性UP・快泡浴 - こんな人におすすめ
水圧の強さ最優先・断熱性能重視 - 価格帯
370L: 29~43万円 / 460L: 33~49万円
5位:コロナ(シェア約8%)
- 最大の特徴
コストパフォーマンス最優先・シンプル機能 - 独自機能
省スペース設計・井戸水対応機種が豊富 - こんな人におすすめ
初期費用を抑えたい・基本性能で十分な方 - 価格帯
370L: 24~36万円 / 460L: 28~42万円
メーカー選びのポイント
| 優先したい項目 | おすすめメーカー |
|---|---|
| 省エネ性能 | 三菱・日立 |
| 水圧の強さ | 日立・ダイキン |
| 太陽光連携 | パナソニック・三菱 |
| 入浴剤使用 | ダイキン・日立 |
| コスパ重視 | コロナ |
| 清潔機能 | 三菱 |
失敗しないエコキュートの選び方
ステップ1:容量を決める
家族構成に合わせた容量選びが最重要です
| 家族人数 | 推奨容量 | 備考 |
|---|---|---|
| 2~3人 | 300~370L | 夫婦+子ども1人 |
| 3~5人 | 370L | 最も人気の容量 |
| 4~7人 | 460L | 標準的な4人家族向け |
| 5~8人 | 550L | 二世帯・来客が多い家庭 |
- お湯をたっぷり使う家庭は1サイズ上を選択
- 将来の家族構成も考慮する
- 来客が多い場合は大きめを推奨
ステップ2:タイプを選ぶ
| タイプ | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| フルオート | 全自動でお湯張り・追い焚き・保温 最も人気 | 手間をかけたくない イチオシ |
| オート | お湯張り自動 足し湯は手動 | コストを抑えたい |
| 給湯専用 | 蛇口をひねるとお湯が出る シンプル機能 | 最小限の機能で十分 |
ステップ3:設置場所で形状を選ぶ
- 角型(標準)
一般的な一戸建て向け・設置面積は約0.5畳 - 薄型
狭小地・隣家が近い・マンション向け - コンパクト
集合住宅・スペースが限られる場所
ステップ4:地域仕様を確認
- 一般地仕様
外気温-10℃以上の地域 - 寒冷地仕様
外気温-25℃まで対応・東北・北海道向け - 塩害地仕様
海岸から300m以内の地域向け
エコキュートとガス給湯器の徹底比較
どちらを選ぶべきか迷う方向けの判断基準をまとめました
| 比較項目 | エコキュート | ガス給湯器 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 40~70万円 (補助金で20~40万円台) | 15~30万円 |
| ランニングコスト (年間) | 約4.5万円 | 約8~10万円 |
| 10年間のトータルコスト | 約65~85万円 | 約95~130万円 |
| お湯の供給 | 貯湯式 お湯切れリスクあり | 瞬間式 無限に使える |
| 設置スペース | 必要(約1畳) | コンパクト |
| 環境性 | CO2排出量60%削減 | ガス燃焼でCO2排出 |
| 安全性 | 火災リスクゼロ | 火災・不完全燃焼リスク |
| 災害時 | 貯湯タンクの水を利用可 | ガス供給停止で使用不可 |
エコキュートがおすすめな人
- 光熱費を長期的に削減したい
- オール電化住宅にしたい
- 環境に配慮したい
- 災害対策を重視する
- 補助金を活用できる(2025年)
ガス給湯器がおすすめな人
- 初期費用を最小限に抑えたい
- 設置スペースが限られている
- お湯を大量に使う(業務用など)
- 即時交換が必要(工事が短時間)
エコキュートとガス給湯器でお悩みの方はこちら

エコキュートとエコジョーズの違い
混同されがちな2つの給湯器の違いを明確にします
| 項目 | エコキュート | エコジョーズ |
|---|---|---|
| 熱源 | 電気+空気熱 | ガス(高効率) |
| 給湯方式 | 貯湯式 | 瞬間式 |
| 年間光熱費 | 約4.5万円 | 約6~7万円 |
| 初期費用 | 40~70万円 | 20~35万円 |
| 設置スペース | 貯湯タンク必要 | コンパクト |
| 環境性 | ◎ CO2大幅削減 | ○ 従来より13%削減 |
エコジョーズは高効率ガス給湯器で、排気熱を再利用する仕組みです
従来のガス給湯器より省エネですが、エコキュートには及びません
エコキュートとエコジョーズの違いをこちらで詳しく解説しております
エコキュートとオール電化
エコキュートはオール電化住宅と組み合わせることで真価を発揮します
オール電化のメリット
- 光熱費の一本化
ガス基本料金(月1,800円前後)が不要に - 安全性向上
ガス漏れ・不完全燃焼のリスクがゼロ - 災害時の復旧が早い
電気はガスより早く復旧する傾向 - 太陽光発電との相性◎
自家発電で電気代をさらに削減
電気代シミュレーション
4人家族のオール電化+エコキュートの年間光熱費
| 用途 | 年間費用 |
|---|---|
| 給湯(エコキュート) | 約45,000円 |
| 調理(IHクッキングヒーター) | 約15,000円 |
| 照明・家電 | 約60,000円 |
| エアコン | 約40,000円 |
| 合計 | 約160,000円 |
ガス併用住宅の場合は年間約210,000円程度なので、年間5万円の削減が期待できます
電気代について以下で詳しく解説しております
失敗しない業者選び5つのポイント
- 給湯省エネ2025事業の登録事業者か確認
補助金申請には登録事業者経由が必須 - 工事費込みの総額見積もりを取る
本体価格だけでなく追加工事費も確認 - 保証内容を比較
工事保証・商品保証の年数をチェック - 施工実績を確認
年間施工件数や口コミを参考に - 複数社から相見積もり
3社以上から見積もりを取って比較
悪質業者を見抜くチェックリスト
- 大幅な値引きを強調
「今日契約なら○○万円引き」は要注意 - 見積もりが曖昧
「一式」表記が多く内訳不明 - 即決を迫る
「在庫限り」「今だけ」の圧力 - 会社情報が不明確
固定電話なし・所在地不明
おすすめの購入先比較
| 購入先 | メリット | デメリット | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 専門業者 | ・価格が最安級 ・施工品質が高い ・保証が充実 | ・会社選びが必要 | ★★★★★ |
| 家電量販店 | ・信頼性が高い ・ポイント還元 | ・価格が高め ・工事は外注 | ★★★☆☆ |
| ハウスメーカー | ・新築時に便利 | ・中間マージンで高額 | ★★☆☆☆ |
| 訪問販売 | なし | ・悪質業者が多い ・高額請求のリスク | ★☆☆☆☆ |
よくある質問
- エコキュートの寿命は何年ですか?
-
一般的に10~15年が寿命です。ヒートポンプユニットは約10年、貯湯タンクは約15年が目安となります。定期的なメンテナンスで長持ちさせることができます。
- お湯切れの心配はありますか?
-
適切な容量を選べば心配ありません。もしお湯が足りなくなった場合は「沸き増し」機能で昼間に追加で沸かすことができます。来客時などは事前に沸き増ししておくと安心です。
- マンションでも設置できますか?
-
専用のマンション向けエコキュート(薄型・コンパクト)があります。ただし管理規約の確認と管理組合の承認が必要です。電気容量の確認も重要なポイントです。
- 入浴剤は使えますか?
-
メーカーや機種によって異なります。ダイキン・日立は多くの入浴剤に対応。三菱・パナソニックは一部制限あり。購入前に使用可能な入浴剤を確認しましょう。
- 電気代はいくらかかりますか?
-
4人家族で月額3,000~4,000円程度です。夜間電力プランを活用することで電気代を最小限に抑えられます。ガス給湯器と比べて月々3,000円以上の節約になります。
- 工事期間はどのくらいですか?
-
標準工事で1日(4~8時間)で完了します。電気容量の増設や配管延長が必要な場合は2日かかることもあります。工事当日はお湯が使えないため、入浴施設の利用を検討しましょう。
まとめ:エコキュートで光熱費を賢く削減
- エコキュートは電気と空気熱でお湯を作る省エネ給湯器
ガス給湯器と比べて光熱費が年間5~6万円削減 - 2025年は補助金で最大21万円
給湯省エネ2025事業で導入費用を大幅圧縮 - メーカーは目的で選ぶ
省エネなら三菱、水圧なら日立、太陽光ならパナソニック - 容量選びが最重要
3~5人家族は370L、4~7人家族は460Lが目安 - 登録事業者から複数見積もり
補助金申請代行+工事保証で安心
初期費用は高めですが、10年間で30~50万円以上の光熱費削減が期待できます
2025年の補助金を活用すれば実質20~40万円台での導入が可能です
予算終了前に登録事業者へ相談し、お得にエコキュートを導入しましょう
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- エコキュートとオール電化|電気代シミュレーションと導入メリット
※最新の補助金情報や機種の詳細は各メーカー・事業者にご確認ください
※光熱費は使用状況・地域・電力プランにより異なります
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