【コードH14】コロナ製エコキュートのエラー対処法・原因・修理費用まで解説

コロナ製エコキュートのエラーコード「H14」は、インバーター～ヒートポンプECU間の通信異常を示しています。このエラーが発生すると、ヒートポンプの制御が正常に行えなくなり、お湯の供給に影響を及ぼす可能性があります。

この記事では、

• エラーコードH14が表示される原因
• エラーコードH14の直し方・対処法
• エラーコードH14を直せない場合の修理・交換

について詳しく解説します。

エコキュートのエラーコードH14とは？表示される原因

エコキュートのエラーコード「H14」は、インバーター～ヒートポンプECU間の通信異常を示しています。ヒートポンプECUは、お湯を適切に供給するためにヒートポンプの動作を制御する重要な部品です。この通信に異常が発生すると、ヒートポンプが正常に機能せず、お湯が作られなくなる可能性があります。

主な原因

• ECUの故障
  経年劣化や電気的なトラブルにより、ヒートポンプECUが正常に動作しなくなることがあります。
• インバーターの異常
  インバーターが正常に作動しないと、ヒートポンプECUとの通信が途絶え、エラーH14が表示されることがあります。
• 制御基板の不具合
  ECUとインバーターを制御する基板に異常が発生すると、適切な信号が送られず、通信エラーが発生します。
• 配線の断線や接触不良
  ヒートポンプECUとインバーターをつなぐ配線に異常があると、通信が遮断され、エラーが表示されることがあります。

これらの原因により、エラーコード「H14」が表示されることがあります。

エラーコードH14の直し方・対処法

原因は複数考えられますが、まずは以下の方法を試してください。

2. 配線の断線や接触不良を確認

ヒートポンプECUとインバーターの通信エラーは、配線の接触不良や断線が原因で発生することがあります。
確認ポイント:

• 端子部分の接触不良：ヒートポンプやインバーターの接続端子がしっかり固定されているか確認します。
• 断線の有無：配線が破損していないか、緩んでいないかをチェックし、異常がある場合は交換を検討します。
• 腐食や錆び：屋外に設置されている場合、湿気や雨で端子部分が腐食していることもあるため、清掃を行います。

配線の異常が見つかった場合は、メーカーや専門業者に修理を依頼しましょう。

3. インバーター・ECUの異常診断

インバーターやヒートポンプECUが故障している場合、内部の基板や電子部品に問題が生じている可能性があります。
確認手順:

1. リモコンの動作チェック：エラーH14の表示が消えないか、リモコン操作で確認します。
2. エラー履歴の確認：一時的な不具合か、繰り返し発生する異常かを判断するため、エラー履歴を調べます。
3. 部品交換の検討：インバーターやECUの基板が故障している場合、メーカー修理または交換が必要になります。

これらの対処を試してもエラーH14が解消されない場合は、専門業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。

エコキュート本体の分解清掃はNG

外から見える範囲には異物が無い場合でも、エコキュート本体の奥深くに異物が混入してしまい、エラーが解除されないケースもあります。その場合、エコキュート本体を一旦分解して清掃する必要がありますが、DIYで分解清掃は行わないで下さい。

エコキュートはガスを取り扱う器具で、分解・組み立て時に何らかの不具合が起きた場合、ガス漏れ等の重大事故につながる恐れがあります。エラーH14がどうしても解除されない場合には、一度お問い合わせください。

それでもエラーが回復しない場合は故障の可能性アリ

これまでの対処法を試してもエラーコード「H14」が解消されない場合、インバーター、ヒートポンプECU、または通信配線の故障が考えられます。

この場合、自力での修理は難しく、誤った対応をするとさらなる故障を引き起こす可能性があるため、メーカーまたは専門の修理業者へ依頼することをおすすめします。専門家に診てもらうことで、故障箇所の特定ができ、適切な修理や部品交換が行われます。

また、保証期間内であれば無償修理の対象になることもあるため、事前に保証書や購入時の契約内容を確認しておきましょう。メーカー修理を依頼する際は、型番やエラーコードを事前に伝えることでスムーズな対応が可能になります。