エコキュートは光熱費の節約や環境保護に貢献する優れた給湯システムですが、長年の使用によって故障することもあります。修理をすべきか、それとも交換が最適か、費用面で迷っている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、以下のポイントについて分かりやすく解説します:
- エコキュートの仕組みと修理が必要になる原因
- 修理か交換どちらにすべきか
- メーカー別人気エコキュートモデルについて
エコキュートの選び方をしっかり把握し、快適で経済的な生活を実現しましょう!
エコキュートの仕組みと修理が必要になる原因

エコキュートの仕組み
家庭の電気代を大きく占めるお湯の沸かし方。エコキュートは、空気の熱を利用して効率的にお湯を作る次世代給湯システムです。
エコキュートの基本的な仕組み
エコキュートは2つの主要なパーツで構成されています。
貯湯タンク:
作ったお湯を効率的に貯めて供給します

ヒートポンプユニット:
空気熱を集めて、水を温めます

エコキュートは空気中の熱をヒートポンプ技術で集めて、効率的にお湯を作る給湯システムです。この技術により、投入した電力の約3倍の熱エネルギーを得ることが可能で、省エネ性能に優れています。
エコキュートが故障しやすい部分とその理由
エコキュートは高い省エネ性能と快適性を兼ね備えた給湯システムですが、複雑な構造ゆえに一部の部品が故障しやすいという課題もあります。ここでは、エコキュートが故障しやすい主な部分と、その原因について解説します。
■ヒートポンプユニット
ヒートポンプユニットは、エコキュートの心臓部ともいえる重要な部分です。空気中の熱を取り込んでお湯を沸かす役割を果たしますが、以下の理由で故障が発生しやすいです。
主な故障原因:
- コンプレッサーの劣化: 長期間の使用や過剰な稼働により、コンプレッサーが劣化し異音や動作不良が起きる。
- ファンの不具合: 外部からのホコリやゴミがたまり、ファンの回転が妨げられる。
- 冷媒漏れ: 配管接続部の劣化や振動により冷媒が漏れると、熱交換効率が低下しお湯が沸きにくくなる。
■貯湯タンク
貯湯タンクはお湯を貯めておく部分で、エコキュートの中で最も大きな構造体です。この部分での故障は、大規模な修理や交換が必要になる場合があります。
主な故障原因:
- 内側の腐食や劣化: タンク内部の素材が長期間の使用で劣化し、微細な水漏れが発生。
- 断熱材の劣化: タンクの外装部分の断熱材が劣化すると、保温性能が低下して電気代が増加する。
- 圧力弁や配管接続部の破損: 配管の接続部分が緩んだり劣化したりすると、水漏れの原因となる。
■電気基盤(コントロールユニット)
エコキュートの動作を制御する電気基盤は、システム全体の中枢部分です。制御回路のトラブルが起きると、運転が停止する場合があります。
主な故障原因:
- 部品の劣化: 長期間使用すると、基盤内の電子部品が経年劣化で動作不良を起こす。
- 電源トラブル: 雷や過電圧によって基盤が故障するケースも。
- 湿気や水漏れの影響: 貯湯タンク周辺の湿気や結露が原因で基盤がショートする場合がある。
■ 配管・接続部
エコキュートはタンクとヒートポンプユニットを繋ぐ配管を使用しますが、この部分も故障しやすい箇所の一つです。
主な故障原因:
- 配管の詰まり: 長期間使用するうちに配管内部にスケール(湯垢)がたまり、水の流れを妨げる。
- 接続部分の劣化: 配管の接続部が緩んだり、シール材が劣化したりすると水漏れが発生する。
- 凍結による破損: 寒冷地で適切な凍結防止対策が取られていない場合、配管が破裂することがある。
■リモコンやセンサー
エコキュートにはさまざまなセンサーやリモコンが搭載されており、これらの不具合も動作に影響を与えることがあります。
主な故障原因:
- 温度センサーの劣化: 長期間の使用で正確に温度を測定できなくなると、設定温度通りにお湯を作れなくなる。
- リモコンの接触不良: 湿気や経年劣化によってリモコンが動作しなくなることがある。
- 通信エラー: ヒートポンプユニットとリモコン間の通信不良が発生すると、操作ができなくなる。
故障を防ぐためのポイント
- 定期点検の実施: ヒートポンプユニットや貯湯タンクの点検を定期的に行うことで、劣化やトラブルを未然に防げます。
- 清掃の徹底: 外部ファンや配管周辺の掃除を定期的に行い、ホコリやゴミが蓄積しないようにする。
- 湿気対策: タンク周辺を乾燥させ、結露や湿気が基盤や配管に影響を与えないようにする。
これらのポイントを押さえておくことで、エコキュートの寿命を延ばし、修理や交換にかかる費用を抑えることができます。

エコキュートの修理費用が他給湯器より高い理由
エコキュートの修理費用は、一般的なガス給湯器や電気温水器と比べて高額になることがあります。その背景には、エコキュート特有の仕組みや構造が影響しています。以下では、修理費用が他の給湯器と異なる主な理由を解説します。
1. エコキュートの高度な技術と複雑な構造
エコキュートは空気中の熱を利用してお湯を作る「ヒートポンプ技術」を採用しています。この仕組みは省エネ性に優れる一方で、構造が非常に複雑です。
修理費用が高くなる理由:
- ヒートポンプユニットの修理が専門的: コンプレッサーや冷媒を扱うため、専門技術を持った業者が必要です。そのため、修理費用が他の給湯器より高額になる傾向があります。
- 専用部品のコスト: エコキュートに使用される部品(圧縮機、熱交換器、冷媒回路など)は特殊で、一般的な給湯器の部品より高価です。
2. 部品交換が大規模になるケースが多い
エコキュートは多くの部品が密接に連携して動作しているため、1つの部品が故障すると他の部分にも影響を及ぼすことがあります。
修理費用が高くなる理由:
- 一体型の構造: ヒートポンプや基盤、タンクなどが密接に繋がっているため、故障箇所の特定や修理に手間がかかります。
- 高価な部品交換: 例えば、ヒートポンプや基盤の故障では部品ごと交換する必要があり、これが修理費用を押し上げる原因になります。
3. 専門性の高い技術者が必要
エコキュートの修理には、冷媒回路の取り扱いや精密な電子基板の作業が必要であり、高度な専門知識と技術が求められます。
修理費用が高くなる理由:
- 資格が必要な作業: 冷媒の取り扱いには特定の資格(例:冷媒回収技術者)が必要なため、作業単価が高くなります。
- 熟練の技術者不足: エコキュートの修理ができる技術者が限られており、修理依頼が集中しやすいため費用が高めに設定されることがあります。
4. 修理用部品の製造コストと供給
エコキュートはガス給湯器や電気温水器よりも新しい技術であり、修理用部品の製造や供給にもコストがかかっています。
修理費用が高くなる理由:
- 部品の在庫管理コスト: エコキュートはメーカーやモデルごとに部品が異なり、部品の種類が多岐にわたるため、在庫管理コストが高くなります。
- 特定モデルの部品供給が少ない: 製造終了後のモデルの部品は在庫が少なくなるため、入手が難しく価格が高騰する場合があります。
5. 修理環境による影響
エコキュートは設置環境が多様であり、修理作業の難易度が変わることも費用に影響を与えます。
修理費用が高くなる理由:
- 屋外設置特有の問題: 屋外に設置されることが多いため、配管やタンクが風雨にさらされて劣化しやすく、修理範囲が広がることがあります。
- 作業環境の制約: 設置場所が狭い、屋根下に設置されているなど、修理作業がしにくい環境では、作業時間が増え費用が上がる可能性があります。
6. 長寿命ゆえの経年劣化
エコキュートは耐用年数が10~15年とされており、長期間使用されることで経年劣化が修理費用に影響します。
修理費用が高くなる理由:
- 経年劣化による複数箇所の故障: 長期間使用している場合、一箇所だけでなく複数の部品が同時に劣化し、修理範囲が広がることがあります。
- 古いモデルの非互換部品: 経年劣化により古いモデルの修理部品が入手困難で、互換部品の特注が必要になる場合もあります。
修理費用が高くなる主な部品の費用目安
故障箇所 | 修理費用の目安 | 主な原因 |
---|---|---|
ヒートポンプユニット | 50,000~100,000円 | 冷媒漏れ、コンプレッサーの劣化 |
貯湯タンク | 80,000~150,000円 | 内部の腐食、断熱材の劣化 |
電気基盤(制御ユニット) | 50,000~100,000円 | 基盤の故障、電圧変動 |
配管・接続部 | 10,000~30,000円 | 漏水、凍結による配管の破損 |
温度センサー・リモコン | 10,000~30,000円 | センサーの不具合、リモコンの接触不良 |

エコキュートの修理と交換をお考えの方へ

修理と交換どちらを選ぶべきか?メリット・デメリット徹底比較
エコキュートが故障した場合、修理で対応するべきか、新しい製品に交換するべきか、迷うことはありませんか?ここでは、修理と交換のメリット・デメリットを徹底比較し、それぞれの選択が適しているケースをご紹介します。
修理のメリット
- 費用を抑えられる
修理の場合、故障箇所だけを直すため、交換よりも初期費用が安く済むことが多いです。- 例: 温度センサーの交換費用:10,000~30,000円
タンク交換を伴う交換費用:40万円以上
- 例: 温度センサーの交換費用:10,000~30,000円
- 作業期間が短い
部品交換のみで済む場合、修理は半日から1日で完了することが一般的です。 - 再利用が可能
他の部分が正常に動作していれば、全体を使い続けることができます。
修理のデメリット
- 寿命が近い場合は一時的な対応に過ぎない
エコキュートの寿命(10~15年)が近い場合、修理後も別の部品が次々と故障する可能性があります。 - 修理費用が高額になる場合も
ヒートポンプや貯湯タンクの交換など、大規模な修理では交換に近い費用がかかる場合があります。 - 部品供給の問題
古いモデルの場合、修理部品が手に入らず、修理が不可能になることもあります。
交換のメリット・デメリット
交換のメリット
- 最新機能が使える
最新のエコキュートは省エネ性能や快適性が向上しており、長期的な光熱費削減につながります。- 例: スマホ連携機能や太陽光発電との連動機能
- 長期的な安心感
新品の製品を導入することで、メーカー保証(5~10年)を利用できるため、今後のトラブルの心配が少なくなります。 - 全体の効率が向上
新しいモデルに交換することで、全体の効率が上がり、修理では改善できない性能劣化も解消できます。
交換のデメリット
- 初期費用が高い
本体価格に加え、工事費を含めると40~60万円程度の費用が必要になります。 - 作業期間が長い
設置場所の現地調査や工事スケジュールの調整が必要で、交換には1週間以上かかることもあります。 - 廃棄費用が発生
古いエコキュートの撤去や廃棄費用が追加される場合があります。
修理と交換を選ぶポイント
修理が適しているケース
- 故障が軽微な場合
- センサーの故障や小規模な部品交換で済む場合。
- 修理費用が50,000円未満の場合は修理を選ぶのが経済的です。
- 寿命まで年数が残っている場合
- 設置後5~8年程度で、主要部品がまだ健康な状態の場合。
- 予算を抑えたい場合
- 短期的に使い続ける予定で、初期費用を抑えたい場合。
交換が適しているケース
- 寿命が近い場合
- 設置後10年以上経過している場合は、修理より交換の方が長期的に見て経済的です。
- 修理費用が高額な場合
- ヒートポンプや貯湯タンクの修理費用が15万円以上の場合は、交換を検討するべきです。
- 性能向上を求める場合
- 古いモデルから最新モデルに交換することで、光熱費の削減や便利な機能を利用できます。
- 故障箇所が複数ある場合
- 複数箇所が同時に故障している場合、修理費用が交換費用に近づくため、交換が適しています。
交換費用の目安
メーカー | 給湯タイプ | タンク容量 | 水圧タイプ | 工事費込み価格(税込) |
---|---|---|---|---|
パナソニック | フルオート | 370L | 標準圧 | 429,870円~ |
三菱 | フルオート | 370L | 標準圧 | 395,979円~ |
ダイキン | フルオート | 370L | 標準圧 | 437,255円~ |
コロナ | フルオート | 370L | 標準圧 | 414,712円~ |
日立 | フルオート | 370L | 標準圧 | 456,151円~ |
- 上記の価格は、エコキュート本体、リモコン代、部材費、工事費用を全て含んだコミコミ価格の相場となります。また、機能やタイプの変更、タンク容量の違い、水圧タイプ、地域や設置条件により価格が前後することがあります。詳細な費用については、各メーカーの公式サイトや専門業者にお問い合わせいただくことをおすすめします。
修理と交換の費用比較表
項目 | 修理費用の目安 | 交換費用の目安 |
---|---|---|
軽微な修理(センサーなど) | 10,000~30,000円 | – |
ヒートポンプ修理 | 50,000~100,000円 | – |
貯湯タンク修理 | 80,000~150,000円 | – |
本体交換 | – | 400,000~600,000円 |
作業時間 | 半日~1日程度 | 1週間~10日程度 |
モデル別主な機能
- スタンダードモデル: 必要最低限の機能で初期費用を抑えたい方向け。
- ハイグレードモデル: 快適機能と省エネ性能を両立したバランス型。
- プレミアムモデル: 最先端の機能やデザインを重視する方向け。
項目 | プレミアムモデル | ハイグレードモデル | スタンダードモデル |
---|---|---|---|
主な快適機能 | ・お湯はり時間短縮(ハイパワー給湯) ・入浴中の温度変化を抑える機能(温浴サポート) ・お湯の清潔さを保つ機能(キラリユキープPLUS) ・無線LAN機能による外出先からの操作 * AIによる自動制御 | ・お湯はり時間短縮(ハイパワー給湯) ・入浴中の温度変化を抑える機能(温浴サポート) ・無線LAN機能による外出先からの操作 | ・お湯はり機能 ・追い焚き機能 ・自動保温 |
主な省エネ機能 | ・高効率コンプレッサー ・断熱性能の高い貯湯ユニット ・AI学習機能による最適運転 * ソーラー連携機能 | ・高効率コンプレッサー ・断熱性能の高い貯湯ユニット | ・高効率コンプレッサー ・断熱性能のある貯湯ユニット |
その他 | ・デザイン性が高いモデルが多い ・最上位機種のため、メーカーの最新技術が搭載されていることが多い ・リモコンの機能が豊富 | ・プレミアムモデルに次ぐ機能性 ・バランスの取れた性能と価格 | ・シンプルで使いやすい ・必要最低限の機能を搭載 |
モデル別推奨ポイント比較
モデル | 推奨ポイント | 主な特徴 | どんな人におすすめ? |
---|---|---|---|
プレミアムモデル | 快適性最重視 | ・最新の快適機能搭載(例:温浴サポート、ハイパワー給湯、無線LAN) ・最上位機種のため、省エネ性能も高い ・デザイン性が高い傾向がある | ・小さなお子様がいるご家庭 ・共働きで帰宅時間が遅いご家庭 ・多人数家族や二世帯住宅 ・高齢者と同居のご家庭 ・最新技術にこだわりたい方 |
ハイグレードモデル | バランス重視 | ・快適機能と省エネ性能のバランスが良い ・基本的な機能は十分に搭載 ・幅広いニーズに対応できる | ・4人家族(夫婦と子供2人) ・夫婦2人暮らし ・価格とのバランスを重視する方 |
スタンダードモデル | シンプルさ重視 | ・ 必要最低限の機能を搭載 ・シンプルで使いやすい ・価格が最も手頃 | ・一人暮らしの方 ・夫婦2人暮らし(お湯の使用量が少ない) ・リフォームで費用を抑えたい方 |
交換時設置に必要なスペースと条件
エコキュートの設置を検討する際には、適切な設置スペースと条件が必要となります。快適な使用とメンテナンス性を考慮した設置場所の選定が、長期的な運用において重要です。
■ 必要なスペースについて
貯湯タンク:
・幅、奥行き:70cm
・高さが:170cm

ヒートポンプユニット:
・幅:80cm
・奥行き:30cm
・高さ60cm

■交換時に確認しておきたい設置条件
設置場所には、いくつかの重要な条件があります。
- 重量: タンクとユニットを合わせた重量(約400~500kg)に耐えられる、平らで水平な場所が必要。
- 排水: 排水設備が近くにあること。
- 防音: 稼働音を考慮し、寝室や和室の近くは避ける。
- 気候: 積雪が多い場所や風が強く当たる場所、空気の流れが悪い密閉空間を避ける。
- 配管: タンクとヒートポンプユニット間の距離は10メートル以内。寒冷地では凍結防止対策が必要。
■ 設置時の注意点
騒音対策として、住宅の壁面からは20センチ以上離して設置することをお勧めします。また、配管についても重要な条件があり、タンクとヒートポンプユニット間の距離は10メートル以内に収める必要があります。寒冷地では凍結防止対策も必要となるでしょう。
最後に、エコキュートの設置には専門的な知識と技術が必要です。設置場所の選定から工事の実施まで、専門業者による適切なアドバイスを受けることで、より安全で効率的な設置が可能となります。事前の現地調査で最適な設置プランを立てることをお勧めします。
快適機能・省エネ機能の違いによる価格差
エコキュートの価格差は、主に搭載されている快適機能や省エネ機能の違いによって生じます。代表的な機能とその特徴は以下の通りです。
- ファインバブル入浴:微細な気泡を生成し、肌触りの良い入浴を提供します。
- 除菌機能:配管内や浴槽内のお湯を除菌し、清潔さを保ちます。
- ふろ熱回収:お風呂の残り湯の熱を回収し、再利用することで省エネ効果を高めます。
- 太陽光発電自動連動:太陽光発電システムと連携し、余剰電力を利用してお湯を沸かします。
- スマホアプリ対応:スマートフォンから遠隔操作や設定が可能です。
これらの機能が多く搭載されているモデルほど、価格は高くなる傾向があります。例えば、スタンダードモデルとプレミアムモデルでは、約10万~20万円の価格差が生じることがあります。

(上記460L 角形 フルオートタイプ)
■価格差について
- プレミアムモデルは、ハイグレードモデルに比べて15万円~25万円程度高額になる傾向があります。
- ハイグレードモデルは、スタンダードモデルに比べて10万円~20万円程度高額になる傾向があります。
- これらの価格差は、搭載されている快適機能・省エネ機能の違い、およびデザイン性や付加機能の有無によって生じます。

価格・機能の違い

グレード別比較
項目 | パナソニック スタンダードモデル | 三菱 スタンダードモデル | 日立 スタンダードモデル | 比較ポイント |
---|---|---|---|---|
ターゲット層 | シンプル機能を求める方・初期費用を抑えたい方 | 基本性能を重視する方・シンプルで使いやすいモデルを探している方 | 高効率で省エネ性能に優れたモデルを求める方 | 各社がターゲットとする層の違い。自身の優先順位と照らし合わせて比較することが重要。 |
タンク容量 | 370L / 460L (標準圧タイプ) | 300L / 370L / 460L(標準圧タイプ) | 370L / 460L (標準圧タイプ) | 家族構成やライフスタイルに合わせて、最適な容量を選ぶ必要あり。 |
給湯圧力 | 標準圧タイプ | 標準圧タイプ | 標準圧タイプ | 標準圧タイプは一般的な家庭で十分な水圧が得られる。 |
ウリの機能 | ・シンプル設計で使いやすい ・必要な機能に絞ったモデル ・初期費用を抑えられる | ・基本性能をしっかり搭載 ・故障が少なく安心 ・お手頃価格で導入しやすい | ・高効率ヒートポンプユニット ・省エネ性能に優れる ・お湯切れを事前に防ぐ学習機能 (一部モデル) | 各社の強みが異なる。自身の重視するポイントに合わせて選択すべき。 |
快適機能 | 自動保温 | 自動保温 | 自動保温 | スタンダードモデルでは、快適機能は必要最低限に絞られている。 |
除菌機能 | ― | ― | ― | スタンダードモデルでは、除菌機能は搭載されていない。 |
バブル入浴機能 | ― | ― | ― | バブル入浴を楽しみたい場合は、上位モデルを選ぶ必要がある。 |
ふろ熱回収機能 | ― | ― | ― | お湯を無駄なく利用したい場合は、上位モデルを選ぶ必要がある。 |
配管自動洗浄 | ― | ― | ― | スタンダードモデルでは、配管自動洗浄機能は搭載されていないことが多い。 |
スマホアプリ対応 | ― | ― | ― | スマートフォンで操作したい場合は、上位モデルを選ぶ必要がある。 |
太陽光発電連携 | ― | ― | 対応(一部モデル) | 太陽光発電システムと連携することで、電気代を節約できる。 |
自動沸き上げ | 対応 | 対応 | 対応 | 電気料金プランやライフスタイルに合わせて、自動沸き上げ機能が便利。 |
タンク断熱材 | 発泡スチロール (または同等) | 発泡スチロール (または同等) | ウレタン (または同等) | 断熱性能は、お湯を保温する効果に影響し、電気代の節約に繋がる。 |
JIS効率 | 370L:3.3程度 460L:3.3程度 | 300L:3.1程度 370L:3.3程度 460L:3.3程度 | 370L:3.3程度 460L:3.3程度 | JIS効率が高いほど、少ないエネルギーで効率よくお湯を沸かせる。 |
保証制度 | 標準保証(要確認) | 標準保証(要確認) | 標準保証(要確認) | 長く使うものだから、万が一の故障に備えて保証制度も比較検討すべき。 |
工事費込み価格 | 各社、最安値帯 | 各社、最安値帯 | 各社、最安値帯 | 導入費用は重要な比較ポイント。ただし、価格だけで判断せず、長期的なコストパフォーマンスも考慮すべき。 |
編集部コメント | シンプルで使いやすく、低価格で導入できる点が魅力。 | 基本性能を重視し、信頼性の高いモデルを探している方におすすめ。 | 高効率で省エネ性能に優れている点が魅力。 | 各モデルの特徴を考慮し、自身の優先順位と照らし合わせて最適なモデルを選ぶと良いでしょう。 |
総合評価 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 編集部の総合的な評価。自身のライフスタイルや優先順位と照らし合わせ、最適なモデルを選びましょう。 |
給湯タイプの違いによる価格差

エコキュートを選ぶ際、給湯タイプは重要な選択肢の一つです。給湯タイプによって、価格だけでなく、使い勝手やランニングコストも変わってきます。ここでは、主な給湯タイプとその価格差について解説します。
給湯タイプの種類
エコキュートの給湯タイプは、大きく分けて以下の2つがあります。
- フルオートタイプ:フルオートタイプは自動湯はりや保温、追い焚き機能が搭載されており、特に家族の入浴時間がバラバラな場合や小さな子供がいる家庭におすすめです。
- 自動湯はり、自動保温、追い焚き、足し湯などの機能が搭載された、最も多機能なタイプです。
- ボタン一つで設定した湯量・温度でお湯はりができ、お風呂の準備が非常に楽になります。
- 入浴時間がバラバラなご家庭や、小さなお子様がいるご家庭におすすめです。
- 給湯専用タイプ:蛇口からお湯を出す機能に特化したシンプルなエコキュートです。自動湯はりや保温、追い焚き機能がないため、必要な分だけ手動でお湯を出して使用します。
- 自動湯はり機能は搭載されておらず、お湯を出すことのみに特化したシンプルなタイプです。
- 湯はりをする際は、蛇口から手動でお湯を出す必要があります。
- 一人暮らしの方や、お湯を必要最低限しか使わないご家庭におすすめです。
価格差の要因
給湯タイプによる価格差は、主に搭載されている機能の違いによって生じます。
- フルオートタイプ:
- 自動湯はり、自動保温、追い焚き、足し湯などの多機能な制御システムやセンサーが搭載されています。
- そのため、給湯専用タイプに比べて本体価格が高くなる傾向があります。
- 給湯専用タイプ:
- 機能がシンプルで、制御システムやセンサーなどの部品点数が少ないため、本体価格が比較的安価です。
この価格差は、搭載されている機能の違いだけでなく、各メーカーの技術力やブランドイメージによっても変動します。
どちらのタイプを選ぶべきか?
- フルオートタイプがおすすめな方:
- お風呂の準備を楽にしたい
- 入浴時間がバラバラになりがち
- 小さなお子様や高齢者がいる
- 家族でお風呂に入る頻度が高い
- 給湯専用タイプがおすすめな方:
- お湯を必要最低限しか使わない
- 入浴時間が決まっている
- 一人暮らし、または夫婦2人暮らし
- 初期費用を抑えたい
■注意点
- 給湯専用タイプは、後からフルオートタイプにアップグレードすることはできません。
- 価格だけでなく、ランニングコストやライフスタイルも考慮し、最適な給湯タイプを選びましょう。
タンク容量の違いによる価格差

エコキュートを選ぶ際、タンク容量は非常に重要な要素です。タンク容量とは、一度に沸かせるお湯の量を指し、この容量によって価格だけでなく、お湯切れのリスクや設置スペースも変わってきます。ここでは、タンク容量の違いによる価格差と、適切な容量の選び方について解説します。
タンク容量の目安
エコキュートのタンク容量は、一般的に300L、370L、460Lなどが主流です。家族構成やライフスタイルに合わせて、適切な容量を選ぶ必要があります。以下は、あくまで目安としてのタンク容量の考え方です。
- 300L:
- 一人暮らしの方や、夫婦2人暮らしで、お湯の使用量が少ない場合。
- シャワーを短時間で済ませる方、毎日お風呂に入らない方など。
- 370L:
- 3~4人家族で、お湯の使用量が平均的な場合。
- 毎日お風呂に入る方、シャワーとお風呂を両方利用する方など。
- 460L:
- 4~5人以上の家族で、お湯の使用量が多い場合。
- 二世帯住宅で、お湯を同時に使う頻度が高い場合。
- 複数回お風呂に入る方、お湯を多く使用する趣味がある方など。
価格差の要因
タンク容量による価格差は、主に以下の要因によって生じます。
- 使用される材料の量:
- タンク容量が大きいほど、タンク本体に使用される材料(鋼板、断熱材など)の量が増えます。
- これにより、製造コストが上がり、本体価格も高くなる傾向があります。
- 製造コスト:
- 大型のタンクを製造するには、より大きな設備やより多くの人手を必要とするため、製造コストも高くなります。
- 運搬・設置費用:
- タンク容量が大きいほど、製品自体が大きくなり、重量も増します。
- そのため、運搬や設置にかかる費用も高くなる場合があります。
具体的な価格差
一般的に、同じメーカー・同じ給湯タイプのエコキュートの場合、
- 460L: 370Lタイプよりも、10万円~20万円程度高額になる傾向があります。
- 370L: 300Lタイプよりも、5万円~10万円程度高額になる傾向があります。
- この価格差は、メーカーや機種、グレードによっても変動します。また、設置場所や工事の難易度によっても変わることがあります。
タンク容量を選ぶ際の注意点
- お湯切れのリスク: 家族構成やライフスタイルに対して、タンク容量が小さすぎると、お湯切れを起こす可能性があります。
- 特に、冬場や来客時など、お湯の使用量が増える時期には注意が必要です。
- 設置スペース: タンク容量が大きいほど、製品自体が大きくなるため、設置に必要なスペースも広くなります。
- 設置場所の広さや、搬入経路なども考慮して、適切なタンク容量を選びましょう。
- ランニングコスト: タンク容量が大きいほど沸き上げ時の消費電力が高くなりますが、十分な容量を確保することでお湯切れを防ぎ、効率的な運用が可能です。
- 適切なタンク容量を選び、効率的な使い方をすることで、ランニングコストを抑えることができます。
- 将来的な家族構成の変化: 将来的に家族が増える可能性がある場合は、少し大きめのタンク容量を選ぶのも良いでしょう。
タンク容量の選び方
- 家族構成:
- 一人暮らし、夫婦2人暮らし:300L
- 3~4人家族:370L
- 5人以上の家族:460L
- お湯の使用量:
- お風呂に入る頻度、シャワーの長さ、お湯を使用する頻度などを考慮しましょう。
- ライフスタイル:
- お湯を頻繁に使う趣味がある、来客が多いなどの場合は、大きめのタンク容量を選びましょう。
- 設置スペース:
- 設置場所の広さや、搬入経路などを考慮しましょう。
- 予算:
- 初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮して、最適なタンク容量を選びましょう。
水圧タイプの違いによる価格差

エコキュートを選ぶ際、給湯圧力(水圧タイプ)は、シャワーの快適性に大きく影響する要素です。給湯圧力の違いによって価格も変わってくるため、ご自身の使い方に合ったタイプを選ぶことが重要です。ここでは、エコキュートの主な水圧タイプと、その価格差について解説します。
水圧タイプ(給湯圧力)の種類
エコキュートの給湯圧力は、大きく分けて以下の2つがあります。
- 標準圧タイプ:
- 一般的な家庭で使用されている水圧と同程度のタイプです。
- シャワーの水圧は、水道直圧と比べるとやや弱くなる場合があります。
- ほとんどの家庭で問題なく使用できますが、水圧にこだわりたい方には物足りない場合もあります。
- 多くのエコキュートはこの標準圧タイプを採用しています。
- 高圧タイプ:
- 標準圧タイプよりも高い水圧で給湯できるタイプです。
- 水道直圧に近い水圧でシャワーが利用できるため、爽快な浴び心地が得られます。
- 2階以上でのシャワー利用や、複数の箇所で同時にお湯を使いたい場合に便利です。
- マンションや高層住宅、水圧が低い地域などにお住まいの方におすすめです。
価格差の要因
給湯圧力による価格差は、主に以下の要因によって生じます。
- 使用される部品の違い:
- 高圧タイプは、より高い水圧に耐えるためのポンプや配管、制御システムが必要となります。
- これらの部品は、標準圧タイプよりも高価なため、本体価格も高くなる傾向があります。
- 性能の違い:
- 高圧タイプは、シャワーの快適性だけでなく、給湯スピードや同時使用にも優れています。
- これらの性能向上が、価格に反映されています。
具体的な価格差
一般的に、同じメーカー・同じタンク容量のエコキュートの場合、
- 高圧タイプ: 標準圧タイプよりも5万円~15万円程度高額になる傾向があります。
- この価格差は、メーカーや機種、グレードによって変動します。また、設置場所や工事の難易度によっても変わることがあります。
どちらのタイプを選ぶべきか?
- 標準圧タイプがおすすめな方:
- シャワーの水圧に特にこだわりがない方
- 1階に浴室がある一般的な戸建て住宅にお住まいの方
- 費用を抑えたい方
- お湯の同時使用が少ない方
- 高圧タイプがおすすめな方:
- シャワーの水圧にこだわりたい方
- 2階以上に浴室がある戸建て住宅にお住まいの方
- マンションや高層住宅にお住まいの方
- 複数の箇所で同時にお湯を使いたい方
- 水道の水圧が低い地域にお住まいの方
■注意点
- 上記の価格差はあくまで目安であり、実際の価格は設置状況や工事費によって変動します。
- 高圧タイプは、水道管や給湯配管にもより高い耐久性が求められるため、設置工事費が高くなる場合があります。
- 高圧タイプを導入する際は、事前に水道業者やエコキュート販売店に相談し、自宅の配管状況を確認しておきましょう。
- 標準圧タイプでも、シャワーヘッドを交換することで、水圧を改善できる場合があります。
- 価格だけでなく、シャワーの快適性やランニングコストも考慮し、最適な水圧タイプを選びましょう。
エコキュートの交換時期とサイン

寿命の目安と交換のタイミング
エコキュートの寿命は、通常10~15年程度と言われています。しかし、使用頻度や設置環境、メンテナンス状況によっては、これより短くなる場合や長く使える場合もあります。突然故障して困らないために、以下のポイントを押さえて早めに交換や修理を検討しましょう。
エコキュートの寿命サインとは?
エコキュートは、寿命が近づくと以下のような症状が現れることがあります:
- お湯の温度が安定しない:
「いつものお湯がぬるい」「急に温度が変わる」という場合、ヒートポンプや基盤の劣化が原因かもしれません。 - 異音や振動が気になる:
ヒートポンプユニットから「ガタガタ」や「キーン」という異音がする場合は、コンプレッサーなどの部品が劣化している可能性があります。 - 水漏れが発生している:
タンクや配管からの水漏れは重大なトラブルの前兆です。早めに専門業者に相談しましょう。 - エラーコードが頻繁に表示される:
エラーコードが出る場合、取扱説明書に記載された内容を確認し、適切な対応を行ってください。頻繁に出る場合は交換を検討するタイミングかもしれません。
寿命を迎える前に交換を検討するメリット
- 突然の故障を防ぐ:
冬場や急な来客時にお湯が使えなくなると大変です。寿命が近い場合は、早めの交換でトラブルを回避しましょう。 - 最新モデルで光熱費を削減:
エコキュートは年々省エネ性能が向上しています。最新モデルに交換することで、ランニングコストをさらに抑えることができます。 - 補助金制度を利用できる場合も:
国や自治体の補助金が利用できる場合があります。これを活用することで、負担を軽減できます。
交換のタイミングを判断するためのチェックポイント
- 設置から10年以上経過しているか:
メーカーの保証期間(通常5~10年)を過ぎている場合は、交換を視野に入れましょう。 - 修理が増えてきたか:
年に2回以上修理が必要になる場合、交換の方が経済的なことがあります。 - ランニングコストが上がっているか:
劣化したエコキュートは効率が低下し、電気代が増えることがあります。電気代の上昇が続く場合も交換のサインです。
専門業者への相談で安心の交換を
エコキュートの寿命が近いと感じたら、まずは専門業者に相談しましょう。訪問調査や見積もりを無料で行っている業者も多いため、費用や設置場所の条件を確認しながら、最適な選択ができます。
よくある故障症状と対処法
エコキュートは便利な設備ですが、長く使ううちに不具合が発生することがあります。ここでは、よくある故障症状とその原因、そして対処法をわかりやすく解説します。トラブルが起きたときに慌てず対応できるよう、参考にしてください。
1. お湯が出ない/ぬるい
- 考えられる原因:
- ヒートポンプの故障や劣化
- 貯湯タンク内の湯切れ
- 電気ヒーターの不具合
- 設定温度が低くなっている
- 対処法:
- タンク内の残湯量を確認: タンク内のお湯が足りない場合は、追加で湯沸かしを行いましょう。
- 設定温度を確認: リモコンの設定温度が適切か確認し、必要なら再設定してください。
- 電源を再起動: 本体の電源を切って数分後に再起動すると、解消する場合があります。
- 専門業者に相談: ヒートポンプや電気ヒーターの故障が疑われる場合は、専門業者に修理を依頼しましょう。
2. 異音がする
- 考えられる原因:
- ヒートポンプユニット内のコンプレッサーの劣化
- 配管やポンプ内部の不具合
- 設置環境による振動や共鳴音
- 対処法:
- 稼働時の音を確認: 「ガタガタ」「キーン」という音がする場合は、コンプレッサーやファンの部品が劣化している可能性があります。
- 設置場所の確認: 設置面が平らでない場合、振動で音が大きくなることがあります。設置面の安定を確認しましょう。
- 専門業者へ点検依頼: 異音が長期間続く場合は、放置せず早めに点検を依頼してください。
3. 水漏れが発生している
- 考えられる原因:
- 貯湯タンクの劣化や破損
- 配管の接続部分の緩みや破損
- 排水弁の故障
- 対処法:
- 漏れの場所を確認: タンクの底部や配管接続部分から水が漏れていないか確認します。
- 電源を切る: 大量の水漏れがある場合は、電源を切り被害を最小限に抑えましょう。
- 専門業者に連絡: タンクや配管の修理・交換が必要な場合は、すぐに業者へ連絡してください。
4. エラーコードが表示される
- 考えられる原因:
- 各種センサーの異常(温度、圧力など)
- ヒートポンプや基盤の不具合
- 貯湯タンクや配管の問題
- 対処法:
- 取扱説明書を確認: エラーコードの内容が記載されているので、対処法を確認します。
- 電源の再起動: 一時的な不具合の場合、再起動で解決することがあります。
- メーカーや専門業者に相談: エラーが解除されない場合は、メーカーサポートまたは専門業者に連絡しましょう。
5. 電気代が急に上がった
- 考えられる原因:
- ヒートポンプの効率低下
- タンク内の断熱性能の低下
- 設定温度が必要以上に高くなっている
- 対処法:
- 設定温度を確認: 必要以上に高い設定温度は電気代を増加させます。適切な温度に調整してください。
- 使用状況の見直し: タンクのお湯を使い切る頻度が増えると、消費電力が上がることがあります。使用パターンを見直してみましょう。
- 専門業者に点検を依頼: ヒートポンプやタンク断熱材の劣化が疑われる場合は、早めに点検を依頼してください。
6. 湯量が減った/お湯がすぐになくなる
- 考えられる原因:
- タンク容量に対して使用量が多すぎる
- 貯湯タンクの内部に問題がある
- 配管の詰まりや水圧の低下
- 対処法:
- 使用量を確認: 家族の使用パターンが変わっていないか確認し、必要に応じてタンク容量を見直しましょう。
- 配管を点検: 水圧が低い場合は配管の詰まりや漏れがないかチェックします。
- 業者による点検: 内部タンクの劣化や故障の場合は、専門業者に点検・修理を依頼してください。
トラブル時の基本ルール
- トラブルが起きたときは、まず取扱説明書を確認し、原因を特定することが大切です。
- 自力で対応が難しい場合や、解決しない場合は、すぐに専門業者に相談しましょう。特に水漏れや異音がある場合は、放置すると大きなトラブルに発展する可能性があります。
エコキュートは適切な対応をすることで長く快適に使い続けることができます。トラブルが起きても焦らずに、原因を特定し、必要に応じて専門業者に依頼しましょう。
交換費用の相場と節約ポイント
エコキュートの交換を検討する際、費用面が一番気になるポイントではないでしょうか?ここでは、交換にかかる費用の目安と、少しでもお得に交換するためのコツをご紹介します。
交換費用の目安 エコキュートの交換費用は、以下の要素によって変動します。

エコキュートの修理対応について

修理が可能なケースと判断基準
エコキュートが故障した場合、交換が必要なのか、それとも修理で解決できるのか悩むことがあるかと思います。ここでは、修理が可能なケースと判断するための基準をわかりやすく解説します。

修理費用の目安と注意点
エコキュートのトラブルが発生したとき、まず気になるのは修理にどれくらいの費用がかかるのか、ですよね。ここでは、一般的な修理費用の目安と、修理を依頼する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

修理と交換、どちらを選ぶべき?
エコキュートに不具合が起きた場合、修理で対応するか、新しい製品に交換するかで悩むことが多いですよね。それぞれの選択肢にはメリット・デメリットがあるため、状況や費用、今後の使い方を踏まえて判断することが重要です。ここでは、修理と交換を選ぶポイントをわかりやすく解説します。

エコキュートの選び方ガイド

家族構成別おすすめ容量
エコキュートのタンク容量は、家族の人数やライフスタイルによって最適なサイズが異なります。以下を参考に選んでみてください。

主要メーカーの特徴と人気モデル
1. パナソニック (Panasonic)
特徴:
- 高い省エネ性能と耐久性に定評あり。
- 「エコナビ」技術で効率的な運転を実現。
- スマホ連携機能を搭載したモデルも多数。
人気モデル:

パナソニックのエコキュート「HE-NS37JQS」は、370リットルのフルオートタイプで、家族4人に適したモデルです。家族4人に最適な370リットルタイプで、高効率な省エネ性能とフルオート機能で、毎日の生活を快適にサポートします。コンパクトな設計で、さまざまな住宅環境に対応可能です。
2. 三菱電機 (Mitsubishi Electric)
特徴:
- 「バブルおそうじ」機能で配管内の清潔を保てる。
- 湯量を学習するAI搭載モデルが人気。
- 静音設計で稼働音が気にならない。
人気モデル:

三菱エコキュート 「SRT-S375UA」は、家族みんなの快適な暮らしをサポートする高性能給湯器です。省エネ性能と環境への配慮を両立し、清潔なお湯をいつでも安心してご利用いただけます。快適な水圧で、同時に複数の場所でお湯を使ってもストレスフリーです。
3. ダイキン (Daikin)
特徴:
- 高い省エネ性能と耐寒性能で寒冷地でも使用可能。
- 空気清浄技術を応用した独自技術を採用。
- コンパクトで設置しやすいモデルが豊富。
人気モデル:

ダイキンのエコキュート「EQ37WFV」は、370リットルのフルオートタイプで、家族4人に適したモデルです。高効率なヒートポンプ技術を採用し、省エネ性能に優れた運転を実現します。フルオート機能を搭載しており、自動湯張り・保温・追い焚きをスムーズに行い、毎日の入浴を快適にサポートします。さらに、コンパクトな設計のため、限られた設置スペースにも対応可能です。
4. コロナ (CORONA)
特徴:
- コストパフォーマンスに優れたモデルが多い。
- 長寿命設計で安心して使用可能。
- ユーザー目線の使いやすい操作性が特徴。
人気モデル:

コロナのエコキュート「CHP-37AY4K」は、370リットルのフルオートタイプで、家族4人に最適なモデルです。高い省エネ性能を備え、ランニングコストを抑えながら効率的にお湯を供給します。フルオート機能により、自動湯張りや保温、追い焚きを簡単に行え、日々の使い勝手を向上。シンプルで直感的な操作性を持ち、価格と性能のバランスに優れたコストパフォーマンスの良いモデルです。さらに、設置しやすいコンパクト設計で、幅広い住宅環境に対応可能です。
5. 日立 (HITACHI)
特徴:
- 「ナイアガラ出湯」機能で高水圧を実現。
- 貯湯タンクの保温性が高く、効率的な運転が可能。
- 豊富な快適機能で家族全員が快適に使用可能。
人気モデル:

日立のエコキュート「BHP-F37RU」は、370リットルのフルオートタイプで、家族4人に最適なモデルです。日立独自の「ナイアガラ出湯」を搭載し、高い水圧で快適なシャワーを実現。高効率なヒートポンプ技術により、省エネ性能に優れ、ランニングコストを抑えながら安定したお湯を供給します。フルオート機能により、自動湯張り・保温・追い焚きがスムーズに行え、毎日の入浴を快適にサポート。コンパクト設計で、さまざまな住宅環境に対応可能です。
選び方のポイント
- ライフスタイルに合ったメーカーを選ぶ
- 多機能を求めるならパナソニックや三菱。
- コスパ重視ならコロナ。
- 高水圧を重視するなら日立。
- タンク容量の確認
- 家族構成や使用量に応じて適切な容量を選択。
- 設置条件を考慮
- 設置スペースや騒音、寒冷地対応などを確認。

みずほ住設のサービス紹介
みずほ住設が選ばれる理由
1. 完全自社施工による高品質なサービス
みずほ住設では、下請け業者を一切使用せず、専門知識と技術を持った自社スタッフが施工を担当しています。これにより、施工品質の一貫性と高水準を維持し、お客様に安心してご利用いただけるサービスを提供しています。
2. 大量仕入れによるリーズナブルな価格設定
各地に倉庫を設け、大量仕入れを行うことで、エコキュートの設置をリーズナブルな価格で提供しています。事前に明確な料金を提示し、工事当日の追加料金が発生しない明朗会計を徹底しています。
3. 充実したアフターフォローと長期保証
独自の工事保証に加え、メーカーの10年延長保証も取り扱っており、業界最長の保証期間を実現しています。万が一の際にも迅速かつ丁寧な対応で、お客様の安心をサポートします。
4. 顧客専属のコンシェルジュによるサポート
お客様一人ひとりに専属のコンシェルジュが付き、最適な機種の提案や施工後のサポートまで、きめ細やかな対応を行っています。これにより、お客様のニーズに合わせた最適なサービスを提供しています。
これらの取り組みにより、みずほ住設は多くのお客様から信頼と満足を得ています。


- 最大10年の保証サービスを提供
- 顧客専属のコンシェルジュがサポートを提供し、お客様一人ひとりに合った機種を提案
- 配管部材にブリヂストンの「エコるーぷ」を使用している。この部材は95℃で使用できる耐熱性と柔軟性が特徴で、有害物質の溶け出しが少ないため、安全性も高い
メリット | デメリット |
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工事と商品両方に最大10年間の保証を提供している 「工事保証10年+商品保証10年」のダブル保証制度 メーカー直接交渉による大量仕入れを行っているため、限定価格で提供が可能 | 対応地域外の場合、緊急時や追加的なサポートが難しい可能性がある |
所在地 | 本社:埼玉県さいたま市北区吉野町2-214-81 神奈川支店::神奈川県川崎市川崎区浜町4丁目12-512 静岡支店:静岡県浜松市中区小豆餅2-32-8 小豆餅2丁目店舗102 |
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電話番号 | 0120-944-356 |
エコキュート設置料金 | 三菱電機: SRT-N182D – 244,000円〜 東芝: HWH-F372C – 252,000円〜 日立: BHP-Z37NU – 255,000円〜 コロナ: CHP-A32NX4 – 267,000円〜 ダイキン: EQ37TV – 274,000円〜 |
施工条件・サービス | 完全自社施工による低価格: 下請け業者を使用しないため、工事費用が比較的安く済みます |
営業時間 | 9:00~19:30 メールやLINEで24時間受付対応しています |

よくある質問Q&A
- エコキュートのメンテナンス方法は?
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エコキュートのメンテナンスは、快適な使用を続けるために重要です。基本的なメンテナンス方法としては、まず半年に一度、貯湯タンクの水抜きを行い、タンク内を清潔に保つことが挙げられます。また、ヒートポンプユニットの周辺を定期的に掃除し、ホコリやゴミの蓄積を防ぐことも大切です。さらに、月に一度はフィルターを取り外して洗浄し、エアフローの妨げを防ぎましょう。最後に、年に一度、専門業者による点検を依頼することで、内部の劣化や不具合を早期に発見し、安全性を確保することができます。これらのメンテナンスを習慣化することで、エコキュートをより長持ちさせることができます。
- 停電時の対応はどうすればいい?
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エコキュートが停電した場合でも、貯湯タンク内にあるお湯を使用できます。停電時には、タンク内のお湯を手動で取り出す方法を確認し、必要に応じて給湯専用の蛇口を開けて使いましょう。ただし、タンク内のお湯は飲用として使用する際に煮沸が必要です。また、停電が復旧した際は、リモコンを確認し、エラーコードが表示されていないかを確認してください。表示されている場合は、取扱説明書に従い、初期化やリセット操作を行いましょう。それでも復旧しない場合は、専門業者に相談してください。停電時に備え、事前にタンクの使い方や対応方法を確認しておくことが大切です。
- ランニングコストはどのくらい?
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エコキュートのランニングコストは、家族構成や使用状況によって異なりますが、一般的には月額3,000~4,000円程度とされています。これは、深夜電力を利用してお湯を沸かす仕組みのため、従来のガス給湯器や電気温水器と比べて大幅に抑えられるのが特徴です。例えば、4人家族で年間の電気代が約3~4万円程度になるケースが多く、ガス給湯器と比べると、年間で5万円以上の光熱費を節約できる場合もあります。また、最新モデルはさらに省エネ性能が向上しており、効率よくランニングコストを抑えられるのも魅力です。使用頻度や季節に応じて多少変動しますが、エコキュートは長期的に見ても非常に経済的な給湯システムと言えるでしょう。
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