【コード208】給湯器のエラーの直し方と対処法・原因 ≪過熱防止装置回路断線≫ノーリツ・リンナイ

2024年11月29日

エラーコード208は、給湯器の過熱防止装置回路の断線や保温ヒータ（沸騰防止装置）の断線、お湯が高温になりすぎているのを検知して発生するエラーです。

この記事では

エラーコード208が表示される原因
エラーコード208の直し方・対処法
エラーコード208を直せない場合の修理・交換

について詳しく解説しています。

給湯器には、リンナイ・ノーリツ・パロマなどがありますが、内容は各メーカーで同一で、対処方法も同じです。（異常の呼称など若干の違いはあります。）

監修者

黒川精一　（SKG株式会社代表取締役）

「液化石油ガス設備士」「ガス消費機器設置工事監督者」「ＴＥＳ工事士」「第二種電気工事士」など給湯器関連の多数の資格を持つ「給湯器」の専門家。三菱電機・ジャパン建材・東京ガス関連会社など住宅設備機器関連会社に従事した経験を元に、創業50周年の歴史を持つSKG株式会社の代表取締役に就任。

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給湯機のエラーコード208とは？表示される原因

給湯器のエラーコード「208」は、主に機器内部の断線を検知して、お湯が高温になっていることを知らせるエラーです。機器の故障の可能性が高く、放置しておくとお湯の温度をコントロールできなくなり、火傷や更なる給湯器の故障に繋がる恐れがある為、直ちに給湯器の使用をストップし、専門の業者に修理・点検を依頼しましょう。

エラーコード208の直し方・対処法

208エラーの対処法は以下の通りです。

給湯器のリモコンの電源を切る
給湯器本体の電源プラグを抜く　※本体には触れないようお気をつけください
20分～30分ほどしたら再度電源を入れ、お湯を少量出して下さい　※高温のお湯が出る可能性が高いのでお湯には触れないようお気をつけください。
機器の故障であれば再度208エラーが発生します。
再度エラーが出たらお湯を止め、リモコン・本体の電源を切り速やかに専門業者に修理・点検を依頼して下さい
もしもエラーが出ない場合、一時的な高温検知の可能性があります。その場合、適正な温度でお湯が出ているか火傷に注意して慎重にお確かめの上、問題が無ければそのまま使用して下さい。

208エラーは断線による可能性が高く、一時的な高温の検知で発生することは稀です。修理・交換が必要なケースが多く、上記の手順を試す際には、くれぐれも火傷にはご注意下さい。

208エラーが発生した場合は、無理にお湯を使おうとせず、専門の業者に修理・点検を依頼しましょう。

208エラーは速やかに専門業者に連絡を

まず、給湯器の交換は、無資格ではできません。ガス可とう管接続工事監督者・給水装置工事主任技術者など複数の資格が必要です。

無資格者が給湯器を交換した場合、ガス漏れによる一酸化炭素中毒などの深刻な事故のリスクが有ります。また、故障が起きた場合にメーカーの保証外にもなりますので、給湯器の交換は必ず専門業者に依頼しましょう。

一方、給湯器の修理・補修は、DIYでも可能な箇所もありますが、主に、外部に露出している部分のみで、本体内部に関わる修理については専門知識が必要で更なる故障を招くリスクがある為、おすすめできません。

あくまで自己責任になるため、知識が無い方はやはり専門業者に依頼するのをオススメします。

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給湯器の修理の費用は？

小さな修理（パイプの漏れ、センサーの調整など）	5,000円〜15,000円
中程度の修理（バルブの交換、配線の修理など）	15,000円〜30,000円
大規模な修理（ヒートエクスチェンジャーの交換、ガスバーナーの修理など）	30,000円〜50,000円以上

給湯器の修理費用は、問題の種類や部品の交換が必要かどうかによって大きく変動します。不具合の症状だけで事前に金額を確定させるのは難しく、事前見積もりはあくまでもおおよその金額しか提示されず、基本的には実物の点検をしてから修理費用を算出します。

特に大規模な修理が必要になった場合、100,000円以上かかる場合もありますので、給湯器を交換したほうがオトクな場合もあります。